●第二・第四日曜日の午後は、溝の口駅デッキと新城南口で宣伝を行います。
11日は、両方とも参加できました。
やはり、12月以降の「裏金問題と企業・団体献金やめよ」の話はしないわけにいきません。
それに加え、この日は官房機密費の話も。
●呆れるような事実が続いていますが、2月11日付の赤旗のトップ記事は印象的でした。その記事というのは内閣官房機密費にかかるものです。
自民党として不正会計が問題となっているさなかに、政府としても多額のお金を闇から闇に動かしているという問題です。
赤旗の取材で「松野前官房長官が、12月1日から14日退任までの間に官房機密費4,660万円を自らの金庫に支出している」ことが判明したのです。
私は、裏金の報道に触れるたびに、出どころは違うとはいえ、もう一つの闇金、官房機密費・政策推進費が気になっていました。
この日の朝、新聞を手にして「あ、やっぱり」という思いで見入りました。
●官房機密費は一言でいうと「官房長官の判断で自由に使えるお金」と、総理秘書官経験者が述べています。政府の公式見解は「政権運営の維持のために使う」とされていますが、伝え聞く例としては「野党対策として野党との食事会」とか「総理の海外旅行時の閣僚へのお土産」などがあります。
官房機密費のうち政策推進費は、領収書不要、使途を知るのは官房長官のみ、会計検査の対象にもなりません。
この闇金が、今年度予算では約15億円計上されています。堂々と15億円も官房長官1人で何にでも使える、こんな仕組みがあっていいのでしょうか。税金を払っている国民の利益に反することに使われているかもしれません。この制度の見直しも必須です。
松野氏は在任期間802日で、27億4600万円の機密費を支出、このうち政策推進費として26億5010万円を使用。1日当たり330万円を自らに支出したことになります。どんな使い方をすれば、こんな多額のお金が使えるのでしょうか。
●これらを伝えながら、怒りは増してきます。
自民党としても、政府としても、多くの国民の苦しみをよそに、お金まみれの政治が続いています。そして都合が悪くなれば、平気でうそをつくことが日常茶飯事となっています。
こんな政権に、国民の暮らしを長年委ねる結果となっていることに、心底怒りを覚えます。(2024.2.11)