君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
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神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

オスプレイを語る12.8集会 |君嶋ちか子|神奈川18区|前神奈川県会議員

2023年12月23日

●「平和といのちと人権守る12.8川崎集会」に参加。太平洋戦争開戦の日を忘れまいと行われてきた12.8集会。2015年からは、戦争法廃止・立憲主義を取り戻すことも集会の目的に掲げ続けられてきました。

私は、この日はなぜか娘の亡くなった日とつながります。2016年この集会参加の翌日12月9日に、娘は突然この世を去りました。以来12月8日といえば、娘を失った衝撃が浮かぶのです。

このこともあり、やはり特別な日です。

今年は例年になく暖かく、地球の異常を感じながらの参加でした。

これまで県議として挨拶をしてきましたが、この日は衆議院選挙神奈川18区予定候補者として挨拶。

●私は、11月29日に屋久島沖に墜落したオスプレイのことを語らずにはいられませんでした。4日の防衛省・外務省への抗議の際の悔しさなどを思い浮かべながら。(前回ブログご参照ください)

オスプレイは、日本の米軍言いなりを象徴しています。日本の住宅密集地の上を、勝手に飛び交っています。

構造的欠陥機の運航はやめてほしいと私たちは度々求めています。

日本には米軍所属のオスプレイが普天間基地に24機、横田基地に6機配備されています。自衛隊も17機の導入を決め、既に14機が配備されています。17機の導入費用は約3600億円。世界で購入しているのは日本だけ。

オスプレイは、「高い価格の割に輸送能力が低く、構造から操縦も難しく、日本以外の諸外国は敬遠している」と英軍事情報誌の高橋浩祐氏は述べています。

屋久島沖に墜落したオスプレイについてアメリカは5日、搭乗していた米軍兵士8人全員の死亡を発表しました。事故原因については、「機体そのものの問題が事故につながった可能性を示している」とし、「世界に配備しているすべての種類のオスプレイの飛行を停止した」と発表しました。

2026年には製造を中止することも発表しています。

世界で唯一オスプレイを買い続け、アメリカが製造中止にするという欠陥機に高いお金を払い購入を続けている日本政府。

この申し入れの際、米軍に飛行の中止を求めたとする文書の提出を求めました。後日送られてきた文書の一部を紹介します。

「鹿児島県屋久島沖におけるCV22オスプレイの不時着水について」と題する文書の始まりは、「貴(在日米軍)が極東の平和と安定を維持するために、日夜任務を遂行していることに敬意を表します」。

要請内容は「我が国に配備されたオスプレイについて、捜索救助活動を行う機体を除き、飛行の安全に係る必要な検査が実施されてから、飛行を行うよう要請」。

結びは「この困難を乗り越えるべく、貴司令官と密接に協力していく決意です」となっています。

墜落を「不時着水」とし、捜索救助活動のためにオスプレイを飛ばしていいよと申し出て、「協力」の決意を述べているわけです。

この文書にも、日本の姿勢が凝縮されています。このようなアメリカとの関係を変えていくことから始めなければなりません。

●12.8集会は各界からの報告と決意を出し合い、川崎駅までキャンドルデモを行いました。(2023.12.8)

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