●毎年取り組まれているヴェルニー公園の集会。
横須賀基地が米空母の母港となって50年、節目の集会となります。1973年10月に米空母ミッドウエーの母港となって以来、2008年には原子力空母ジョージ・ワシントンが配備され、2015年には原子力空母ロナルド・レーガンに変わります。
さらに、2024年には装備を新たにしたジョージ・ワシントンが配備されるとのこと。
●「母港化反対」と言い続けて50年経ってしまいました。「母港化」ではなく既に母港になってしまったとの指摘もありますが、米空母の母港となっているのはアメリカを除くと日本だけです。日米地位協定にも他国にはない屈辱的な項目がいくつもありますが、世界中で一番アメリカに従属している国がこの日本です。
●原子力空母を抱えている事は大きな危険を伴います。原子力に関する規制においても、日本の法律が適用されません。事故が起きれば、首都圏3000万人の命が危険にさらされます。
また、基地被害も深刻です。アメリカ海軍横須賀基地の排水処理施設からPFAS(有期フッ素化合物)が、暫定目標値の258倍もの濃度で検出されています。これについても日本は調査すらできません。
米軍人による暴行事件なども後を絶ちません。
●岸田政権は、憲法違反を平然と行っています。憲法を変えようと様々試みた安倍政権よりさらに悪質です。変えないまま憲法を無視して、専守防衛とはかけ離れた軍事費「5年間で43兆円」を実現し軍事大国化を企てています。
日米合同訓練も日常化し、日本はアメリカの軍事戦略に組み込まれ、軍事大国への道を突き進んでいます。
自民党政治を変え、日本が日本国憲法に沿う国にならなければ、アメリカの戦争に巻き込まれる危険性大です。
●私は午前中の行動もあり、会場到着が遅くなり、国会情勢報告や沖縄からの連帯挨拶も 、残念ながら聞く事ができませんでした。
各団体から切実な声が続き、最後に防衛大学校人権侵害事件の関係者から連帯挨拶もありました。防衛大学校の闇も底知れないものがあります。
軍事の「くびき」から解放されなければ、悲惨はとどまるところがありません。
例年の右翼の取り巻き、音声による妨害も、今年は一段と賑やかになっていました。(2023.10.1)