●うれしいニュースです!
三年前から取り組んできた平間踏切の改善、ついに「賢い踏切」が導入されました!
前日その工事が完了したとされる26日の朝、平間駅の朝宣伝で、踏切に通じる道の様子をちらちらうかがっていました。車が全く見えません。いつもなら、踏切が開くのを待つバスなどがしばし、見えるのですが。
宣伝が終わって、市古市議とともに踏切に行くと、なんと待っている人がいません!
歩行者と自転車と車が重なり合っていたのがウソのようです。こんなに人通りが少なかったっけ…と思うほど。写真のように上り下りが交差している時間帯だったのに、誰も待っていないのです。30秒の偉大さを実感しました。
30秒というのは、賢い踏切導入後、下り電車に伴う踏切の遮断時間が短縮される数字です。
●「賢い踏切」と言われるゆえんは、通過する電車の速度によって、警報開始時間を調節するからです。平間駅の場合、下り側に踏切が隣接しています。
このため、従来は、駅に停車するはるか前から踏切が閉まり、乗降が完了するのを待ち、さらに踏切を通過するまで待つので、平均して1分50秒。改善後30秒短縮されました。センサーが停車の為に速度を落とすことを感知して、警報開始時間を遅らせるのです。
これだけなら、大したことないと思われるかもしれませんが、上り下りが交差して通過待ちが連続すると、改善前12月10日の調査では、午前8時-9時の間で、踏切が閉じている時間54分36秒という結果になるのです。一回の遮断時間最長は、15分。
改善後、3月1日の調査では、同時間帯、閉じている時間は45分38秒に短縮、一回の遮断時間最長は3分43秒に短縮されました。
改善後だって、数字で見ると閉まっている時間の大きさに驚くのですが、実際の場面では、風景が全く違っているのです。30秒は偉大です。
●これらの数字を用いた説明ができるのは、綿密に調査していただいたI・Hさんのおかげです。ありがとうございます。
この間、署名や計測含めた調査を積み重ねていただいた地元住民の方、市古市議、はたの(畑野)衆院議員とともに取り組ませていただき、貴重な成果に結びつきました。度々報道していただいた、テレビ、新聞の方々にも感謝です。
踏切内歩行帯の飛び出したブロックの切除や、段差の解消などもなされ、今度こそ安心して踏切が渡れそうです。数秒の間に急いで渡る時の突起物の危うさ、焦って人と自転車と車がすれすれで行き交うさまは、本当に怖かったものです。
このような取り組み大切ですね。(2021.2.26)