●特別委員会後半の質問は、学校再開の様子についてです。(数字は全て8月24日現在)
「A」は当局の答弁です。
●最初に学校の感染状況について聞きました。
A <県立高校>5月1名、6月1名、7月6名、8月18名、計26名
感染経路:家庭内感染11名、学校内感染3名、アルバイト先感染1名、経路不明11名
<県内公立小中学校>6月3名、7月8名、8月61名、計72名
●この感染に対して、どのような範囲で検査しているかを問いました。
A 小学校については、複数の教員が感染しているケースでは担当するクラス、最終的には全校。県立高校については、同学年、あるいは部活など、一定の範囲、同じ集団に属していたら集中検査という方法に切り替えて実施した。
集中検査の実施状況を問いました。
A 県立高校1件、小学校1件(厚木)
どの範囲で集中検査を行ったのかを問いました。
A 小学校は、濃厚接触であった教員を含め全校児童に対して行政検査実施。県立高校は、所属する学年及び所属する部活動の生徒。
●感染リスクを減らすために、少人数学級や少人数授業を従来求めています。引き続き教師の増員が必要と求めました。
A 学級編成や教員の定数を決める標準法に基づいて配置している。国の制度が根幹となるので、国に引き続き制度改正などを求めて行く。
(国に求めることは必要ですが、それを待つだけではなく、私達は、この標準法を超えて県独自の増員を求めているのですが、神奈川県は一切行おうとしません。自治体独自の少人数学級に踏み出していないのは、全国で神奈川含む5府県だけです。)
●最後に、特別支援学校の体制です。
委員会資料にも「県立特別支援学校については、感染すると重症化リスクが高いことから、再開については、より一層慎重に進めることが必要」という主旨が記されています。
その点から、スクールバスについては、密状態を避けるため、増車の予算が確保されていました。その実施状況を問いました。
A 乗車する児童・生徒数の少人数化を図り、乗車定員の6割程度になるよう各学校においてジャンボタクシーなどを借上げている。スクールバスについては従来の台数。運行に際しては、手すり等の消毒、定期的な換気などに努めている。
●教室内の配慮を問いました。
A 座席の間隔は1mから2m程度確保。状況に応じてつい立てなど使用。特別教室を活用し、身体的距離の確保に努めている。冷房使用の際も窓を開け換気を励行。
接触の機会を減らすために、学部・部門ごとに授業の開始・終了時刻を変えたり、動線を一定にする工夫をしている。
●普通学校、特別支援学校通じて、休校、その後の特別な体制、短い夏休み、酷暑の中でのマスク着用など、教師も生徒もストレスが高まっています。この状態の改善には、やはり教師の増員が不可欠なことを再び要望し、答弁含めた15分を終えました。
●前半のPCR検査と併せて15分目安ですから、本当に時間が足りません。いつも質問の不十分さに悔しい思いを抱えます。
でも文教委員会や総務委員会に入れない現状の中で、それらの分野も問える特別委員会は、やはり貴重です! (2020.8.25-2)