●酷暑が続きます。そして平和を願う人たちの取り組みも暑さにめげず続いています。
大きな集会はコロナ感染症の影響で難しくなっていますが、様々な工夫を凝らして宣伝や訴えは休むことなく続いています。
終戦から75回を数える8月15日は、「平和と憲法を考える中原広場」と「平和をつなぐリレー街宣in桜木町」が重なりました。
●中原広場は、中原区内の市民や団体が、平和や憲法、民主主義など取り上げ、楽器なども奏でながら道行く人に訴えます。この日は武蔵小杉駅北口で。
私は、他の行動や議会と重なることも多いのですが、都合のつく限り参加しています。
この日もほんの少しの参加ですが、スピーチをさせていただきました。
その後、桜木町に向かいました。
●ユナイト街宣は、2016年夏の参議院選挙から始まっています。野党共闘の姿が見えにくい神奈川において「戦争させない野党を応援」の掛け声の下に、夏の選挙を視野に入れ、1000人超の集会が行われました。その精神をを引き継ぐ形で、その年の9月から毎月定例で行われています。
●県議団も毎月交替で、まさにリレーのように参加しています。8月は私です。
桜木町の駅前は、樹木が殆どなく照り返しが強烈な広場です。この日は、まさに炎天下でした。
最近のことだけでも、首相が広島や長崎の式典に参加しながら、核兵器禁止条約に触れないこと、黒い雨訴訟の広島地裁判決を、国は市や県を抱き込み控訴した事、さらに横浜のカジノ招致、心ある市民にとっては、黙ってはいられないことが続きます。
実はまだまだあります。野党から憲法の規定に基づき臨時国会開けと求められているのに、開催する気が全くない首相、大災害が襲ってもコロナ感染者が急増しても引きこもっている首相等々。
●私も多くのことが頭をよぎりながらも、道行く人により伝わりやすい話を、と思うと、やはりコロナ感染症めぐる話となりました。
「小さな政府」論の下で自己責任を押し付けられている社会の矛盾が、コロナ禍で浮き彫りになりました。医療の弱体化、学校の余裕のなさ、働く人達の貧困、海外依存の観光やモノづくりの脆弱さなどです。この社会を乗り越え、今の苦しみを無駄にしない希望を持てる社会をつくりたいと。
そして、当面のこととして、無策の政府に代わってPCR検査の抜本的強化と医療機関へのさらなる財政支援が必須であることも訴えました。
参加者は、汗だくになりながら皆さんとっても元気です。 (2020.8.15)