(2015.3.4付「東京新聞」より)
小児医療費無料化(当面、小学校6年生まで)の早期実現を求めて、「中学生までの医療費窓口無料実現実行委員会」(私も加わっています)が請願を出していました。その審議が11日、市民委員会こども本部にて行われました。
4月から県内市町村では無料化が拡大され、川崎市の「4月から小学校2年まで」はついに県内最下位。
そんな中で開催された審議会。「少なくとも市長公約の小6までの実現を早急に」「所得制限の撤廃を」「県補助の割合政令市も3分の1に」などの積極的な意見が続きました。これはいい感じじゃないなどと思いながら聞いていると、突如民主党のA議員が発言。「赤字財政下で何を考えているのか、市の経営感覚を疑う。医療費無料化は地方の人気取り政策。大都市では無理」などと発言。
無所属のM議員もそれに勢いを得て「医療費無料化は安易な受診を増やす。救急車を有料にすることが必要。安易な受診には罰金も」などと発言。
一貫して無料化を支持したのは共産党だけ。公明党は賛成発言をしながら採択時は態度を変え「継続」、自民党は一切発言せず「継続」のみ。請願は「継続」となりました。
民主党の態度は市民のための施策を行おうとする市当局を議員が抑えるという逆構図。民主党の異常な姿が浮き彫りになりました。(ちなみに民主党のある県議は小児医療費無料化中3までと述べています)
無所属議員の発言にも怒りを覚えます。「忙しい母親が好き好んで病院など行くわけがない、感染の心配を考えても不必要な受診など誰がするものか」と私は独り言。
公明党の態度は、請願者が気に入らない? 「内容は認めながら採択時は豹変というのでは党利党略といわれても仕方がない」と私は思いました。
マスコミ取材がなかったのが残念。各党派の「不思議」な姿、多くの市民にみてほしいものです。(2015.3.11)