●各団体との懇談の合間に、最低賃金引き上げの申し入れを予定していたところ、急きょオスプレイに関わる申し入れの必要性も生じ、忙しい日となりました。日程調整の結果31日となりましたが、その日に先立つ29日、国会議員団が最賃引き上げの申し入れを行った事を赤旗で知りました。
●最低賃金に関わる申し入れ
貧困と格差が広がっています。年収200万以下の労働者が1085万人(2017年)にも上っています。
賃金を上げるためには、最低賃金の引き上げが必要なことを、日本共産党は選挙でも掲げてきました。最賃の改定時期を目前に県議団として、神奈川労働局長・神奈川地方最低賃金審議会会長あてに申し入れを行いました。
またそれに先立って、神奈川県知事に対しても、神奈川労働局長などに働きかけることを求める要請を行いました。
ポイントは以下の通り。
★直ちに時給1000円、速やかに1500円を実現すること
★全国一律最賃の実施を
★中小企業支援強化と一体で行うこと
★神奈川地方最賃審議会に労働者の意見陳述の場を設けること
「中小企業はこれじゃやってられないよ」という声を度々聴きました。中小企業支援が不可欠です。
また、中央最低賃金審議会は、31日に各地方の目安額を示しました。それによると最も高い東京は1013円、最も低い鹿児島は787円です。地域間格差は人口流出などの矛盾を生み出しています。
ちなみに神奈川県の目安額は1011円、これを十分踏まえた最賃とすることも求めました。
●オスプレイに関わる申し入れ
8月3日の基地開放イベント「横須賀フレンドシップデー」に、何とオスプレイが展示されることが、神奈川新聞で報じられました。このフレンドシップデーは、以前に子どもに銃を持たせたこともある要注意企画です。
また何の予告もなく、30日には横須賀にオスプレイが飛来しています。さらに日本飛行機株式会社がオスプレイの整備工場として名乗りを上げているなど、県内飛行や滞在の状態化が危惧されます。
オスプレイは事故を繰り返し、他の航空機に比べ事故率は明らかに高くなっています。欠陥機との指摘もあります。人口密集地が多い県内を飛び回ることになれば、危険性が格段に高まります。
オスプレイ展示の中止と県内飛行の中止を、政府と米海軍に要請するよう県の基地対策課に求めました。また、南関東防衛局に対しては、米軍に要請することを求めました。南関東防衛局は横須賀市議団も一緒でしたが、井坂市議の「昨日飛来のオスプレイの機種は何か」との問いに対しても「不明」と答えるありさま。「日本の役所なんだから、日本の国民守ってくださいよ」と当たり前の言葉を思わず発した私でした。本当に情けない国です。(2019.7.31)