またこの季節が巡ってきました。中原区内の県立高校三校からご案内を頂き、今年は新城高校へ。皆同日に行われるのが残念なところ。
私は先日行った一般質問を思い返していました。
県立高校改革が、20~30校の削減を行おうとしていること思いながら、「あー、三年間過ごした高校が無くなってしまったという経験はさせたくないなー」と。
また、過度な特色づけで細分化された県立高校も思い返し、県の構想完成すれば、卒業式の様子も高校によってとんでもなく変わってしまうんだろうな、等とも思いながら。
ある先生から、「この間の県立高校の質問見ましたよ」と言われました。全体が進行している中ですから、感想など聞くことはできませんでしたが、「それぞれの現場でも聞いてくれているんだ・・」とうれしくなりました。
校長先生や同窓会長の言葉など、形にとらわれない思いのこもった挨拶でした。卒業生の言葉は、何度も涙をこらえながら語られました。
「この子にとって、三年間はかけがえのないものだったんだろう」と思いながら聞きました。
学校生活を、すべての子が、嬉しいこと、悲しいことをしっかりと胸に刻みながら、成長していける場にしたいなと思います。それからの人生を支える土台ともなる高校生活を送れたら、本当にうれしいですね。
卒業生を見ていると、亡くなった娘の様々な場面が浮かびました。
娘は卒業式でいつも泣いていたなーと思い、中学校の卒業式では歌の指揮棒を振っていたっけと思い、壇上に上がる女子生徒を見ると、娘の高校時代のミニスカート姿と実に健康的だった足が思い出され・・・という具合。
泣きながらその時代を大切に思い、元気に次のステップを踏んでいた頃には、人生が短く終わるなんて考えてもいなかったのにね。
「みんな命を大切にしてね」と、私は卒業生に心からのメッセージを送りました。(2018.3.1)