●貴重な指摘を頂く機会がありました。
皆さん、安倍政治は異常と思っている、共産党には一定の信頼を寄せている、政策も確かだと思う、だけど感覚的には違和感を持つ場面もある、そんな方たちです。
私はこの日、指摘としてできるだけ率直にお聞きしたかったので、こちらの認識を語るのは最小限にとどめました。
▼市民って誰?
・「市民と野党の共闘」と言われても多くの市民には響いていない。街頭などでいわれてもしらける。
・市民連合のことなどを、殆どの人は知らない。
▼野党共闘で本当にいいのか
・野党共闘を押し出すと、共産党の政策を語る場面が少なくなる。➡政策的な中身で有権者に存在感を示すことができず、もったいない。
・共産党の議席が減るのは困る。
・「立憲野党の議席が増えたから良かった」で本当にいいのか。
▼安倍批判はもういい
・安倍批判は食傷気味。
・どうしてもネガティブになる。
・共産党が安倍政権に反対していることは、誰でも知っている。あえて言わなくてもよい。
・衆院選挙のチラシも、第一に飛び込んでくるのが安倍批判で、中身にある政策までたどり着かない。
▼宣伝について
・宣伝グッズがたくさんあると、候補者が埋もれてしまい、有権者に残らない。
・5~6人ぐらいが限度で、それ以上の規模では、周りは避けてしまう(何とか集団のように見え、もはや自分たちとは違う世界と感じてしまう)。
・プラスターなどを多用するなら、スタンディングの方が効果的。
▼現役男性の心にとまるものは
・女性の関心事は共産党もよく語るが、男性は視野に入っていないのか?
・保育園、中学校給食など男性はあまり関心示さない。
・日本経済についてしっかり語らなければ、働く男性の気持ちを捉えられない。
▼政策をもっと
・消費税、雇用問題などもっと語るべき。
・築地問題など、政策といえるのは共産党だけ。
▼赤旗を売る?
・年間4万円以上かかるのはきつい。デジタル化できないのか。
・「政党助成金貰えば、赤旗売らなくても済むんじゃないですか?」(「売るんじゃなくて読んでいただきたいというお勧めですよ」とここはさすがに補足しました)
▼選挙総括など
・ポジティブにまとめたいのはわかるが、負けたことについての総括が不十分(共産党の議席減、自公の議席3分の2超など)。
・総括がボトムアップ型ではなく、上から枠をはめ過ぎのように見える。
・昨年の都知事選挙では嫌な思いをした。総括も不十分。
●上記以外にも色々ありました。こちらが当然のように思っていることが、相手にとっては違う見え方になっているという事など、新鮮な話がたくさんありました。もちろん頷けることもたくさん。貴重な場を設けていただいて感謝です。今後に活かさなければね。(2017.11.9)