日本共産党第27回大会が始まりました。
●大会の最大の役割は、「日本の政治をいかに前に動かすか」にあります。
私はこの言葉が、現実味を帯びて語られることに感慨を覚え胸を熱くしました。自己満足ではなく外部にも通用する言葉となり、しかも現実の政治もそのように進行しているのが、今の日本です。そしてこの状況は自然発生的にではなく、市民とともに私達が力を尽くし創り出してきたのですから。
●この事を客観的にかつ象徴的に示したのが、3野党1会派の来賓あいさつです。それぞれに力強く熱く、今の日本の政治状況の中で何をなすべきかが語られました。
注目したのは民進党でした。それは、民進党の今までの経過が、時に共闘に不安を与える場合もあったからです。
でも安住代表代行の挨拶は明快でした。「私はわが党を代表して参加させていただきました。この舞台に立っていることに歴史的使命を感じています」「来るべき選挙で、できる限りの協力を行うための話し合いを、積極的かつ具体的に加速させることをここでお約束します」。
駆けあがり握手をしたい気分でした!
かつて度々対峙してきた自由党の小沢代表と不破さんが、当面の志を一にしながら同じ舞台に立つという象徴的な場面、歴史がダイナミックに動いていることを感じます。大会参加で最も見届けたかったのはこれら歴史の進行を表す場面でした。
●赤旗まつりと同様に、実によく配慮された運営です。宿からの40分の道のりには、案内と整理の方が大勢配置され、安心して歩けました。
約1000人(代議員825名)の滞在に備え、外にも仮設トイレ、医務室、お茶コーナーが設けられています。飲み物の細やかさ、冷たい麦茶、濃いコーヒー、普通コーヒー、アメリカンと用意されています!
大会成功のためにどれだけ多くの方が、献身的に仕事についていらしたことでしょう。あたたかい挨拶や言葉がけとともに。
●ちなみに、メディアの注目度を反映し、取材記者は29社57人。例年の2.5倍です。会場の右脇にはカメラが並び、2階正面には記者がズラリと。