●大会2日目、全国革新懇を代表した牧野富夫さんの挨拶が印象的でした。野党が揃い、野党共闘めざすといった姿に、胸が熱くなり何度も涙がこぼれそうになった、と。
普段はこのような情緒的な語りをしない方だけに、日本の情勢が苦難を経てここまで来た事が、より鮮やかに浮かび上がりました。
総がかり行動実行委員会の福山真劫さんは、「ここに上がり挨拶をすることにはためらいがありました。しかし私も左翼、連帯込めて頑張ります」「皆さま方と一緒に大きな未来をつくるために」と。共産党とは一線を画して運動してきた方の逡巡の後の決意です。
●2日目の午後は、若い人が大活躍でした。
山添拓参議院議員を誕生させた若手弁護士の発言。山添さんの勝手連でSNSを駆使し、自分の言葉を大切にしたと語ります。法曹をめざす人達にも党の呼びかけを行い、新しく仲間を迎えていると。
愛知県の大学支部では、給付制奨学金の署名と宣伝に取り組むなかで、仲間を多く迎えている、等の話が。
また福島からは、原発ゼロ青年集会を成功させ、野党共闘にも大きな力になり、仲間を迎えている、青年の中に大きな党をつくっていきたいと。
関西の教職員の職場では、若い仲間を多く迎え、急速に成長しているとの報告、等々…。
しっかりした発言が続き、「世代継承は進み、しかも若者は実に賢い」と、私はうなっていました。
●沖縄の比嘉瑞己県議の発言も心に残りました。「建白書」の大義を掲げ、翁長知事を支える「本気の共闘」は、安倍政権の強権に揺るがぎません。この「オール沖縄」の闘いを「オールジャパン」へと爽やかに全国に語りかけました。
●神奈川の電機産業労働者の発言。電機産業33万人のリストラの嵐の中で、この会社は、黒字であるにもかかわらずこの数年間で国内で数万人削減。さらに転籍強要が相次ぐ中で、「転籍強要禁止の仮処分命令申し立て」を行い、見事本来業務に戻る成果を勝ち取りました。
この過程で、党への信頼は高まり、労働者の入党に結び付きました。職場支部として何よりも労働者の利益を守り、さらに世代継承を!と結びました。
心に残る発言は、さらに続きました。(2017.1.16)