この日は前日と打って変わって、気温が下がりうす曇り。「こんな日は子どもによっては筋肉の硬直があったり、揃うのがどうしても遅れるんですよ」と案内の先生。
小学部・中学部・高等部合同の入学式です。先月の高校卒業式に比べると、当然ながらとても小さく見えました。でもそれだけに、「アーここでまた成長を重ねていくんだなー」と実感させられました。
健やかな学校生活を!と心から願っています。
式が終わってから通学バスの話題になりました。
大型の通学バスの通行と(停車)ポイント確保がとても困難になっているそうです。道路事情で停められないところも増え、その点をクリアしても停めることについて、近隣の同意が得られなかったり、歩道と車道を分ける柵に阻まれたり、と。
その分ポイントの数は減り、自宅から遠のく事になります。車をつかえるお宅ばかりではありません。自宅から学校まで長時間にならざるを得ない訳です。
小型バスにすると、今度はストレッチャーを入れると他は殆ど乗れないという状態に。
肢体に障害を負っていると、長時間のバスは本当に大変です。命にかかわることさえあるといいます。
バスの台数を増やし、コースを多くすることが一つの解決策ですが、運転手さんの確保も大変とのことでした。
通学だけでも実に多くの課題を背負っています。
帰りにバスの中を見せていただきました。通学サポートの方が二人。車いすとストレッチャー用のスペースが広く確保されていました。「アーこれでは、小型化は困難」と納得。
聞いてみなければ気付かない問題が、実に沢山あります。(2016.4.5)