「戦争法案廃案」「首相はやめろ」の声が響きわたり、国会を12万人が取り囲みました。国会包囲に呼応して、全国1000か所で集会やパレードが行われました。
地下鉄の一部の駅は封鎖され、道路も過剰警備で寸断されていました。それでも人が次々集まってきました。私は残念ながら、国会正門まではいけませんでしたが「正門前は警備の柵が崩れ、あっと言う間に車道は広場になった」と最前列にいた人は語っています。
心が震える日でした。かつてない闘いになったと思います。今まで行動することがなかった人がどんどん参加してきています。大学生・高校生・若いお母さんたち・大学人の会・創価学会員等々。
一人一人の訴えは本当に魂がこもっていると思いました。
日比谷会場で高校生たちが歌っていた「民衆の歌」「ケサラ」などは直接聞くことはできませんでしたが、後でネットで聞き泣けました。
過剰警備については、実行委員会として申し入れができないでしょうか。警察の規制で国会周囲の道路わきに追いやられ、線でしか集まれない場所が多すぎます。今回「決壊」したように、国会前の車道を広場のように使えば、警備も異常な動員をしなくてもすみます。
それにつけても広場が欲しいと思いました。最近の大きな集会に見合う広場がありません。人の重なりの中に身を置き、演壇とじかに響き合える広場が欲しいです。
翌日の新聞などで「12万人ではない。3万人しかいなかった」など、かまびすしく取りざたされました。産経新聞がわざわざ自らますを作り集計し直すなど、異例の取り上げ方です。政権とその周辺の勢力に、いかに脅威を与えたかが推し量れます。(2015.8.30)