●いよいよ川崎市長選挙告示日を迎えました。のずえ明美市長候補は、川崎駅前銀柳街で第一声を挙げました。
あくまで明るく、堂々と、市民とともにある心優しい政策と決意が語られました。
のずえ明美さんの語りは、日に日に説得力を増してきたと思います。立候補を表明以来、市民の声をたくさん聞きかつ受け止め、「川崎市を住民の暮らしを支える街に変えたい」という思いが膨らんでいるのだと思います。
●「政令市で最も財政力がある川崎市、このお金を市民のために使えば、全国に先駆ける福祉の先進都市になることができます! のずえ明美はそのために全力を尽くします!」との結び。のずえ市長が誕生したら、どんなに私たちの暮らしが安心と希望に満ちたものになるか、と心膨らむ第一声でした。
実際川崎市は、政令市で唯一の地方交付金の不交付団体。財政力指数は1.03。1.0を超えているのは、政令市では川崎市だけなのです。その豊かな財政が市民のためには使われていないことが最大の問題です。福田市長が度々言うところの「財政が厳しい」、この言葉がよほど流布しているのか、多くの市民が「川崎市はお金がないから」と諦めたように言います。こんなだましではなく、政令市トップの財政力に相応しい住民の暮らし支援策をつくり、市民の笑顔をもっと増やしたいものです。
●福田市政の12年間は、例えば小児医療費無料化拡充の声に対しては、「それは国がやること」と退けてきました。この理屈は黒岩知事もよく使っていましたが、自治体の役割を理解していないと思います。
地方自治法は「住民福祉の増進」が自治体の役割と第一に明記しています。
また、国の政策との関連でいえば、地方自治体が住民福祉策を苦心しながら進めた結果、国の制度を押し上げてきた例はたくさんあります。最近の給食費無償化などもその例です。4割を超える自治体で給食費無償化が実施されていることが、政府の重い腰を挙げさせています。
●市長選挙のたびに、もっと多くの市民にこの政策が届きこの財政の転換を実現できたらどんなに市民の暮らしが変わるだろう、と歯がゆい思いをしてきました。
のずえ明美さんは、広く政策を知ってもらうために、訴えを磨くこととともに、SNSも駆使しています。
つい、12年前の私の市長選も思い起こしてしまいますが、当時は公務員を終えて間もなく、労働組合運動を中心にしてきた私は川崎の運動とのかかわりも弱く、川崎市の実態に対する認識も不十分だったと思います。だから政策に対する理解も、したがって説得力も弱かったなあと赤面する思いです。
でもその点、のずえ明美さんは政策も熟知しています。「小児医療費無償化がライフワーク」というように24年間担ってきた実績を持ち、民生委員を経験し市民の実態を知り・・・という具合に。
そして私たちには、何より熱い志があります。政治は暮らしを支えるためにある、市民はもっと安心して働き暮らしていけるはずという。その実現のために互いに全力を挙げたいと思います。(2025.10.12)