●毎月18日は「18区市民の会」宣伝行動。
武蔵溝の口と武蔵小杉の駅近くで月ごとに交代で行っています。この日は良く晴れた武蔵小杉コアパークで。
選挙前には、立民・社民・新社会党なども参加し賑やかでした。今も市民の方の参加は旺盛に。課題はたくさんありますから。この日は西加瀬プロジェクトに反対している方も参加。
●私はこの場では、政治家の責任について語りました。
先の衆議院選挙、18区の自民党公認候補はかの山際大志朗氏でした。18区市民の会はもちろん「統一協会にかかわりの深い山際氏はお引き取りを」という立場でした。私も山際氏の無責任な姿を伝え続けてきました。
22年安倍首相の死後、ようやく広く報道されるようになった統一協会の問題。政治家との癒着も次々と明るみに出され、象徴的なケースが山際氏でした。でも氏は、記者の質問を受けても一度もまともに答えたことがありませんでした。「記憶がない」「記録がない」の連続でした。テレビに何度も映し出されたその姿は、政治家としてあまりにも無責任でした。
●政治家としての資質が問われます。また国民に多くの不幸を及ぼしてきた団体を政治家が応援するなど反国民的だと思います。ですから私は、このような人には有権者が明確な審判を下してほしいと訴え続けました。
果たして、神奈川18区の有権者は山際氏の当選を許しませんでした。氏の得票は前回12万0,365票から大きく減らし5万2,593票。
ところが残念ながら、山際氏は比例復活となり、選挙中とは打って変わって会合などに足しげく通い、にこやかに笑顔を振りまいています。そしてあれほど怒っていた周囲の人たちもそれなりに敬意を払った対応をしています。
この情景を、私は「不正や断罪はこうやって風化させられていくのか」と思いながら見ています。
統一協会と結びつき互いの権益を守り、日本社会を大きく歪めかつ多くの被害者を生み出しながら、何一つ責任を取らずうろたえた姿を全国に晒した氏。それでも自民党は氏を党公認とし、本人はと言えば政策の訴えをしないどころか、まるで姿を隠すかのように選挙戦をやり過ごし、その結果の当選。
そして当選してしまえば、あちこちで何もなかったかのようにふるまい、周囲も「先生」と遇する、政治家としての責任を一切果たしていない姿。
選挙制度の問題だけではなく、政治家の志と責任を不問にしてしまう社会。日本を変えていくことの困難を、憤りを覚えながら改めて実感しています。
●氏は最近「統一協会とは一切の関係を断っている」と得意げに発表していますが、全く記憶にない関係をどのように断つというのでしょうか。
また今後関係を断つといえばそれで済むわけではありません。自らのかかわりを認め、その何が問題なのかを語り、そしてなぜ関係を断つに至ったのか、それを語らなければ説明にも反省にもなりません。(2025.1.18)