*ブログをどうするか、まだ迷いはあるのですが、皆さんの意識から抜け落ちがちな広域自治体の事、やはり発信しなければという思いはあります。県政にどんな関り方ができるかわかりませんが、差し当たって書こうと思います。
●この間は、地方選挙後半戦の応援とともに、黒岩知事問題に取り組んでいました。
黒岩氏の不倫問題が4月6日週刊誌で報じられ、知事はこれを事実として認めました。その事実として認めた内容が、あまりにも非人間的で、各分野から怒りの声が上がりました。
「政治とプライバシーは別問題」などという人もいますが、今回明らかになった経緯は、黒岩氏の女性蔑視・人間蔑視の姿を浮き彫りにしました。相手に対する愛情も人間に対する敬意のかけらもありません。これらは政治にかかわる人間の資質が問われるほど深刻です。
●度々AVを相手に買わせていたというのも信じがたい行為ですが、「AVの新作を買っておけ」と命じ、買えなかったことがあった際、黒岩氏は相手を罵倒しています。「わざわざ来てやったのに、どうして買ってないんだよ! 前から発注しておけ!」と怒鳴り散らし、そのあとに卑猥な関西弁が続きます。
●私はここで、知事が2018年日本共産党の藤井議員に対し、議場で怒鳴り声をあげた場面を思いだします。
自分が想定した再質問をしなかった藤井議員に「質問しろよー!」「逃げるのかよー!」「卑怯者!」とあるまじき言葉を議場に響かせたのです。そこにいた誰もが驚きました。神奈川県議会史上、知事が議場で議員に対して怒鳴り声をあげるということなど、初めての出来事でしょう。
自分の思い通りにならなかった場合にこのような反応を示す知事の人間性、「やっぱりなー」と残念な納得をしてしまいました。
この幼児性・独断性が職員をどれほど苦しめているかは、次回触れたいと思います。
●今回は、各分野の女性と急遽相談をし、「済んだことではない。容認しがたい人権感覚と粗暴な人間性の黒岩氏に県政は任せられない」という声を広げるために、第一弾としてスタンディングと知事への申し入れを行うこととしました。
●私自身は別の予定で参加できなかったのですが、21日のスタンディングは40人ほどの参加で、切実な発言も相次いだとのこと。知事室への申し入れも20人以上が参加し、それぞれが思いを伝えたとのことです。
担当者は「知事に全て伝える」とのことでしたが、よりリアルな声を知事に直接ぶつけたいものです。
●「いち早く声をあげてくれたことに感謝」との声も寄せられ、励まされましたが、知らない人が多いこともわかりました。
ちなみに選挙結果は、黒岩氏193万3753票、共産党推薦の岸牧子さん65万1473票でした。(投票率40.35%)
白票含む無効票が多かったのが今回の特徴とされています(前回8万8964票、今回21万2482票)が、もっと早くに報道されていれば期日前投票の結果は違ったものに、という声もあります。
選挙で信任を与えた直後ということもありますが、一連の知事の本質はやはり広く知らせなければなりません。(2023.4.21)