君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

リストラをはねかえす

2015年6月3日

土・日は様々な団体の取り組みが集中します。31日も、午前は地域の取り組みがふたつ、午後は「日立のリストラをはね返すつどい」に参加するため厚木へ向かいました。

20150531_日立

電機産業では、25万人ともいわれるリストラが強行されています。日立も過去最高の営業利益を上げながら、出向・早期退職・労働条件の切り下げなどが続いています。

基調報告等とともに、5人の労働者からも実態が報告されました。単に退職を勧奨するというのではなく、頻繁に勤務先・就労条件を変えていく、しかもそれが突然行われるというやり方が横行しています。まるで「人格は認めません」といわんばかりに。

ある人は「自分がどこで何をやっているのかわからなくなってしまう」と。

出向者には「あなたには帰るところがありません」、異動を拒否すると「統制を乱す」、退職を拒否すると「あなたの査定は最低」、こんなやり取りが至る所で繰り広げられているのです。

そんな中で電機・情報ユニオンには相談が相次ぎ、ユニオン加入や新たな分会結成も行われています。分会の交渉で退職勧奨を跳ね返した経験も報告されました。

私は、リストラが極めて陰湿になってきていること、人間として扱われていないこと、家族と自分の生活を負った人間であることが忘れ去られていること、などを思いながら聞いていました。

私は挨拶の中で、「技術革新を含む、経営的な見通しを持たない人減らし・人件費削減のみを追求する企業姿勢は、労働者を追い詰めるだけではなく、企業自体の力を著しく弱めている」「グローバル化を大義名分として、市場も生産現場も移動させながら最大利益を求める多国籍企業に対して、労働者の側もグローバルな連帯と運動をめざしたい」「何より、企業も社会も人間のためにある。働く人々は堂々と自分たちの生活を守るための闘いを」とお話ししました。もちろん「国や自治体の果たすべき役割」にも触れながら。(2015.5.31)

 

参考 ————————————————————-

同つどいは、2015.6.2付「しんぶん赤旗」で報道されました。

20150602_赤旗

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