●県立図書館新本館が竣工となり、開館式に参加しました。
私は以前の建物に愛着を持っていましたから、新館には疑問もありましたが、以前の本館は前川國男館として残ります。こちらはこれから工事ということです。
ここにおいても、指定管理者などの導入が検討されましたが、図書館を愛する人たちの反対の声も強く、私たちも委員会などで直営の意義を訴え、ようやく直営が維持されたものです。
●新しい本館は、建物としては気持ちよくできていました。ゆっくり読書するスペースはふんだんに用意されています。
4階は、ディスカッションルームや交流エリアともに、研究個室も用意されています。
3階は、ザ・リーディングラウンジと名付け、ゆったりとした読書スペース。
2階は、レファレンスデスク(調べもの相談)と「静寂読書室」。
1階は、総合カウンター、ギャラリー、公開書庫と続き、ショップや飲食スペースもあります。
●私は気になっていた司書について聞きました。80人すべて会計年度任用職員とのこと。あーやっぱりとがっかり。正規雇用でじっくりと専門性を発揮してほしいものです。
この日午後から利用者が入館するとのことです。勝負はこれからです。
オープニングイベント(上野千鶴子氏講演「情報は力、学問は武器」、木村草太氏講演「憲法学者の図書館利用法」)や企画展示(かながわ鉄道の記憶)は魅力的です。(2022.9.1)