君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

人権侵害も教育の政治的不公正も、まともに答えない神奈川県 |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2022年7月1日

●前回ブログに続き、代表質問後半のやりとりを報告します。

続いてとりあげたのは、以下の三項目。

【有機フッ素化合物による汚染を生じさせないために】

有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)は水や油をはじき、熱や薬品にも強いため表面処理剤・乳化剤等に用いられています。残留性も高く、健康被害を引き起こすとの指摘もあります。

県が5月に座間市内4カ所の地下水調査を実施したところ、そのうち座間市緑ヶ丘で有機化合物の合計値が100ng/Lと暫定目標値50ng/Lを超えました。また、地下水利用の座間市水道事業において、2年連続で暫定目標値超えの地点が2か所あり、取水を停止しています。

県は引き続き計測を行うとしていますが、計測だけではなく原因調査を行うよう私は求めました。数回のやり取りを経て、「増加傾向が認められる場合は原因調査を行う」との答弁を得ることができました。

原因物質を今も保管・使用しているのは米軍・自衛隊・消防署だけです。

この汚染源は米軍の可能性もあります。沖縄県の汚染地点の多さ、普天間基地や横田基地で生じている汚染など、基地関連の汚染が続いています。

質問の2番目では、「基地の立ち入り調査・汚染物質の安全管理・代替物質への交換」などを求めた「神奈川県基地関係県市連絡協議会の特別要請」への対応を改めて求めるよう質しました。引き続き対応していくとの答弁が得られました。

【三菱電機で続いている人権侵害を止めさせよ】

三菱電機で働く女性労働者は、2001年以来の数々の出向、その間のセクハラ、改善求めたことに対するパワハラなどが続きました。2017年には本社に戻りましたが、同時に鎌倉工場内の個室での仕事を強要され、冷暖房無しの部屋で三度も救急搬送され、監視カメラの記録により、トイレの時間が長いとされ懲戒処分まで受けている事例を指摘し、県としての認識を問いました。すると「中小企業を対象としたセミナーなどで職場におけるハラスメント防止対策などを深めている」と的外れの答弁。

二問目で、この企業に対して是正の働きかけを求めました。

知事は2019年の私の質問に対する答弁で「県は毎年神奈川労働局とともに、県内の経済団体に対し、雇用に関する問題について要請を行っています」と答弁していますから、そのような働きかけを求めたのですが、「人権侵害に対する調査・指導の権限が無いため、直接働きかけることは困難」と逃げの一手。指導権限が無いことなど知っていて、そのうえで。影響力を発揮せよと言っているのです!

【公正な主権者教育を行うために】

県立瀬谷西高校で菅前首相が講演を行うとの発表がされ、私たち県議団は見直しを求め、市民からも学校と教育委員会それぞれに130件の電話などによる抗議、文書による申し入れも11件以上寄せられました。僅か一週間の動きでした。すると前首相は6月8日に「スケジュールの都合で中止」と発表しています。

教育基本法14条2項は「法律に定める学校は特定の政党を支持し、またはこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない」としています。文部科学省の通知も「生徒の考えや議論が深まるよう様々な見解を提示すること」としています。

様々な見解に触れ健全な批判力を養って行くために、どのような配慮が必要と考えているかを問いました。

これに対し、教育長は、「生徒に対し、事前事後の指導で配慮することや様々な意見に触れることができるようにする事」と答えています。

3問目では、講師の決定が県議を介して行われたこと、講師が前首相ただ一人であったことを問題とし、教育の政治からの独立及び政治的公正さを保つために今回の講師について、教育委員会は質すべきであったと求めました。

教育長は「国が求める指導上の留意事項を踏まえたものと受け止めている」との答弁。

再質問で、「なぜ今回の講演が問題であったのか、市民が何を危惧したのかを生徒に伝える事は、有権者や学校の政治教育のあり方を学ぶ際に必要」と指摘し、教育長の見解を質しました。

教育長は、どのように生徒に伝えたのかは答えず、「物事には様々な見方考え方がある事を生徒たちが自ら判断していく力が醸成されるよう取り組んで行く」とのみ。

●後半は、質問に答えていない答弁が目立ちました。県民に寄り添わない県政が立ちはだかるという感じです。悔しい思いを抱えながら、常任委員会などで引き続き取り組みます。(2022.6.20)

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