●元文部科学事務次官前川喜平さんが、はたの君枝候補の応援に。
川崎区に続き、28日は中原区。武蔵小杉駅コアパーク・平間銀座・新丸子駅・武蔵小杉駅北口の4か所で応援演説。
急な日程ですから、充分な告知ができていませんが、どの場所でも、「あれ? あの前川さん?」という感じで足を止める方が。
以前にも講演を伺ったことはありますが、共産党の応援を、しかも身近に聞くのは、また一味違います。
●場所によって内容はそれぞれですが、印象的だったのは、事件ともなったことを内側からみていた方ならではのリアルな語り口です。例の「私や妻が関係していたということになれば…」の首相発言で、事態が急転したと語ります。
この話を受けた資料改ざんの展開が、赤木さんを自死に至るまでに追いつめます。
一連のことが、矜持を持って公務の場にいた前川さんにとってどんなに無念であったことかと私は思います。公務員であった私にとっても我慢ならない経過でした。
安倍・菅政権の下で、政治はもとより官僚の世界もまた壊されたのです。
●この方は、自然に憲法を語っているなあと思いました。
学術会議の任命拒否問題も、学問分野への影響だけではなく、教育にも大きく影響を及ぼすと。学問の自由や教育を受ける権利が自然に展開されるという具合。
公務員のあり方にも憲法が裏打ちされています。
こういう方が、自民党政治が長く続きガッチリと与党に縛られた官僚の世界で暮らしてきたのは、並大抵のことではなかったと思います。
かつて「面従腹背(めんじゅう-ふくはい)」という言葉でその仕事ぶりを自ら表現していましたが、これは簡単なことではありません。40年近くを経て、「面従」に呑みこまれなかったことは、稀有の価値があると思います。
●2015年の安保法制強行の頃は、仕事が終わってからシールズの後ろで国会前行動に参加していた、ラップ調のコールの練習をしたなどの裏話も。
はたの君江さんの質問の答弁を用意したこともあり、追及を受けたりもしたけれど、「共産党の主張は正しいと思っていた」と。
他にもいろいろ面白い話が、4カ所分あるのですが、その紹介は切り上げてそろそろ応援の核心へ。
●「民主主義破壊・憲法違反を重ねる自民党はもはや救いがたい。かつては存在した良識派も今はいない。こんな政党に日本の国を任せる訳にはいかない」と、その強権ぶりを、堕落ぶりをつぶさに見てきたからこその説得力を持って語ります。
「自民党に任せれば何とかなると思ってきた方々、自民党を立て直したいと思うならば、はたの君江さんに投票を」。
もちろん主要な訴えは、国民生活。「はたの君江さんに1票を投じ、政権交代を実現し、憲法を守り、国民のために働く政治をつくりましょう」と。その通り! はたの君江さんも私も隣で、同意の連発!
実に心強い応援ありがとうございました。
●比例選挙も大変厳しいとされていますが、この日の朝はうれしい応援が他にもありました。朝の新丸子駅で、見慣れぬ方がチラシを配っています。聞くと他区にお住まいの方。政治には関心が無かったけれど、地球環境の危機に黙っていられないと共産党の応援をしようと思ったとのこと。(2021.10.28)