●中原区では、市民の活動がとても活発に繰りひろげられていると思います。
「平和と憲法を考える中原広場」もその一つ。「平和と憲法」と銘うっていますが、語る中身は自由。更に語らなくても可、語りでなくても可。三線・歌・トランペットなど様々。ハーモニカの人もいました。
そういえば、ここで私たち数人でマネキンフラッシュモブを行った事も。
つまり内容もスタイルも自由という事です。署名やシール投票もやっています。
予定が重なりなかなか参加できないのですが、可能な時は合間を縫って、少しの時間でも参加しています。このように粘り強く取り組む人たちと場を共有したく。
●JR武蔵小杉駅東口から「ララてらす」に向かう場所、ここはスペース的にはちょうどいいのですが、反応はあまり良くない場所です。割とスマートというか、「視界に入りません」という感じで通り過ぎる人が多いのです。
私はいつもそうですが、このような場所だと特に、「どうしたら言葉が届くのだろう」と考えてしまいます。「型どおりの言葉は、きっと耳に入らない」と思ってみたり、「いやいや、赤旗を毎日見ている私たちとは違って、型通りなんて当てはまらない」と思ったり。
端的に語ること、なるべく短いセンテンスにすること、等心がけますが、これが実に難しい。説明を加えなければわかりにくい事柄も多くあります。
最近は、「私の言っている事に反対の意見を持つ人に、どう聞こえるか」を意識したいなと思っています。
フーッ…迷いも試行錯誤も続きます。
でも少なくとも、議会やマスコミ以外、路上から声が上がるというのは大切なこと。上げ続ける事です。
●この日は、核兵器禁止条約と少人数学級が大きなテーマでした。私は遅れて行ったこともあり、少人数学級についてお話ししました。
長い間、求め続けた少人数学級。これは教師と生徒の学びの場を保障するものとして共産党も掲げてきました。私も何度も議会で求めています。
今回コロナ感染予防の観点からも意義が加わりましたが、3か月の休校解除後の分散授業は半数で行われ、実に有意義なものになりました。
「生徒の顔がよく見える」「先生が自分のことを見てくれる」「授業がよく分かる」などの声が伝えられています。さらに「登校拒否の子が少人数の時には学級に入れた」という校長先生の言葉も伺っています。この時期の経験は少人数学級への大きな確信になりました。
●国会でも県議会でも度々求めていますが、これらが力ともなり、7月17日には「骨太方針」の中に初めて「少人数によるきめ細かな指導体制の整備」が盛り込まれました。中教審特別部会「中間まとめ」案にも「少人数編成」(通常少人数学級は「編制」)が盛り込まれ、ついに文科省は概算要求で「学級編成の標準の引き下げ含め、少人数によるきめ細かな指導体制の計画的な整備の検討」を財務省に求めました。
神奈川県議会でも、共産党が少人数学級の意見書案を提案したところ、文教常任委員会採択当日に自民党もほぼ同内容の意見書案を提出。委員会では、共産党案に対しては全員反対、対して自民党案には全員賛成となり、自民党案が、委員会提案として成立しました。これが本会議で全員一致で採択された意見書の経緯です。
●これらのポイントをなるべく端的に、広場ではお伝えしました。
聞くつもりがない人に、少しでも何かを受け止めてもらえたら、という摸索はいつまでも続きます。(2020.11.22)