君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

持続化給付金めぐり、情けない経験-課長の電話はわからない |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2020年7月22日

●持続化給付金をめぐり、相談を受けました。制度要件は満たしていると思われますが、ある事情で口座開設ができない方です。事業はひっ迫し、何とかこの制度を使えないかという事でした。

私は、この方の窮状を何とかできないかという思いとともに、要件を満たしながら入金方法に障害がある場合、この制度はどう応えるのかも確かめたいと思いました。

ただし、コールセンターに問い合わせても、このケースに応えることは不可能だと思われ、経産省の中小企業庁総務課に電話をし、「要件を満たしているのであれば、この制度の趣旨に照らして入金の方法に配慮ができないものか」とたずねました。

●それに対して、電話口の職員は「コールセンターに聞いてください」の一点張り。私は「通常のやり取りでは回答が難しいと思われるので、委託スタッフによるコールセンターではなく、制度設計をし事業主体であるそちらにかけている。考え方を聞かせていただきたい」と何度か繰り返しました。

埒が明かないので、制度スタートの時に質問やお願いをした「○○さんに替わっていただけないか」とお願いしました。すると一瞬の沈黙の後「そういう職員は知りません」と。

「では総務課長につないでいただけないか」ともお願いしました。それに対しては、「課長の電話番号は知りません」ときました。課員が課長の電話番号を調べられないというのはあり得ない話です。

「決して電話をつなぐなと言われているのかもしれないが、これで対外的に責任を果たせるのか。あまりにも無責任ではないか」と私。でも、ひたすらわかりませんの繰り返し。

●そして今日、コールセンターに電話をし、運よく繋がりました。同様の質問をすると、「必要な書類がそろっていないのでダメです」と。私は、「その点は確かに問題だ。でも、この制度の趣旨に照らし特別の配慮ができないのか。また不支給の根拠は示せるのか」と問いますが、かみあった答えは出てきません。

これ以上委託事業者のコールセンターの方と話すのも酷だと思い、とりまとめをしている事務局につなぐようお願いしました。するとここでも「事務局の電話につなぐことはできません」との答え。繋げない理由を聴いても「わかりません」と。

つまりはどこに聞いても納得が得られる答えはなく、その部署にある程度の責任を持つ立場の人は出てこない、という事です

●確かに政権と業者の癒着が問われ、丸投げに次ぐ丸投げで中抜きも問題視され、対応が大変なのは分かります。でも税金を使った事業が、国民の疑問にも答えられないまま、責任者が隠れていていいのでしょうか。

委託会社スタッフの方の場合は、「私にはわかりません」のこたえも止むを得ないことがあります。でも、最低然るべきところに電話をつなぐべきです。

また経産省の職員に至っては、元公務員の私にとっては、仰天です。この職員にも誠意を持って仕事をしてほしいと思いましたが、そのような受け答えを強いる仕組みに怒りを覚えました。

私の質問も経産省への電話も変則かもしれません。でも合理的な説明は必要です。隠れて済む問題ではありません。

●私は公務員の限界も制度の限界も知っています。国民の要望に応えられない場合もあると思っています。でもその場合も、その決定や判断の根拠を示し説明できなければなりません。まして、隠れることは許されません。

これでは、どれ程の人達が泣き寝入りを強いられていることかと思いました。(ちなみに、このやり取りを聞いていた人たちから「度詰め(どつめ)の君嶋」という声が)

●私は、社会にとって公務は大切だと考え、公務の大変さも知るものとして、公務員には寄り添う気持ちが強かっただけに、この経験は本当に残念でした。

安倍政権下での文書改ざんや統計不正に際しても、公務員が自らの判断で行うことなどあり得ないと思ってきました。森友学園に関わる赤木さんの苦しみもわかるつもりです。

そのような公務に寄せる信頼が、今日は大いに傷つけられました。こんな無責任な仕事をしていては公務が瓦解する、というかすかな危機感すら覚えました。

内閣人事局を好きなように操り、ウソや改ざんを日常化させてきた安倍政権の下で、公務の職場が崩れていく…。 (2020.7.21)

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