君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

切実な要望つのる中、第二回コロナ特別委員会 |君嶋ちか子|神奈川県会議員h

2020年4月18日

●15日、第二回新型コロナウイルス感染症対策特別委員会が開催されました。

感染が広がり、緊急事態宣言に基づく休業要請もされ、事態はますます深刻に、そして各分野の要望はいよいよ切実になっています。

医療体制は最も深刻な分野ですが、先行会派からの質問も多くあると思われ、私の質問からは除きました。何せ15分内のやり取りですから、必死です。

委員会は感染対策として、距離を保つため、急きょ大会議室に場所を代えて行われました。

●質問の第一は検査体制の拡充について。

1.検査が十分にいきわたらないのは何が原因と考えているかを問いました。

<答弁>検体採取と検査に時間がかかっている。

2.検査数を増やす方法として、採取と検査を同一の場所で行うことを求めました。衛生研究所の現状では、急激に増やすことは困難な為、その時の指摘も踏まえ、病院や大学に検査体制をつくるか、あるいは、採取と検査を行う場を新たに作るか、これらの検討を求めました。

<答弁>いずれの方法も有効と考えている。検討中である。

●第二は、公衆衛生体制の強化について。

1.相談と疫学調査に追われる保健師の増員を求めました。でも保健師数は絶対的に足りず取り合いの状態とも聞いています。長期的な確保策も併せて求めました。

<答弁>非常勤保健師の確保と人材派遣会社に依頼している。長期的には保健師の養成に努める。

2.相談と疫学調査の増大に伴って報告なども増えています。せめて事務職員の補充を、と求めました。

<答弁>本庁などから応援の職員を派遣し補っている。

3.疫学調査の位置づけを高めるためにも、その結果をより予防的に活用するためにも、疫学専門の医師を衛生研究所に配置することを求めました。

<答弁> 医師の配置は今後の課題。

医療と同様に公衆衛生部門も、養成の観点を堅持し、長期的な視点で拡充することを重ねて求めました。

●第三は、産業と雇用支援です。

1.この前日、神奈川県は紆余曲折を経ながらも、休業協力者への最大30万円の「協力金」の給付を決めました。評価しつつ、さらなる拡充を求めました。

<答弁>政府の臨時交付金120億円を見込み、全てを使う予定、それ以上は困難。

2.特措法による休業要請対象外の業種でも、売り上げ減少で危機的な状況の事業者は少なくありません。対象外でもせめて固定費補助を行うべきと求めました。

<答弁>助けたい気持ちはあるが、まず対象となる事業者から始めたい。

●最後は、学童保育への支援です。

1.突然の休校宣言の折には、午前中からの開室を求められ、最近は、感染対策として縮小を求められたり、3月からの疲れで縮小を余儀なくされるところも出ています。一方で希望者受入れの要請も強く、各地の学童保育が板挟みの苦しさをあじわっています。各自治体が責任を持ち、財政的・人的補助を行うよう働きかけることを求めました。

<答弁>働きかけを行っていく。

2.校庭を初めとした学校施設の使用禁止が増え、運営に大きな支障をきたしています。学校施設の使用を可とすることを各自治体に呼び掛けるよう求めました。

<答弁>児童生徒の居場所確保の為に、地域や学校の実情に応じ、連携を図るよう働きかけていく。

●この委員会でとりあげたことに限らず、多くの声や疑問が、県議団に寄せられています。このような災害によって、それぞれの分野の問題が鮮明にあぶりだされていると思います。

医療体制や公衆衛生体制が細らされ対応しきれていないこと、公務員が減らされ続け疲弊していること、学童保育が公的補助が不備で苦悩していること…。

これらは、常に私達が警鐘を鳴らしている事でもあります。引き続き! (2020.4.15)

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