君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

県立高校でこんなことが=文教常任委員会で |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2020年3月22日

●私の常任委員会質問の後半は、18日に持ち越しとなりました。その理由は、個別の問題を取り上げているからという事で紛糾したからです。

この点は大きな問題です。議会で個別のことを取り上げてはいけないのでしょうか。私はそうは思いません。県政(また県教育員会)に関わり、個別の被害が生じていれば、それを取り上げることは十分にあり得ることです。しかも個別の問題は、普遍性を伴うことが殆どです。今後の全体的な姿勢に大きくかかわります。

今回、県教育委員会で生じている二つの問題を取り上げました。

●その一つは、生徒に対する教師の不当な行為です。

私は、教師・学校・教育委員会の運営に対しては、外部からの言及は慎重であるべきと考えています。教育の独立性に配慮するからです。教師のご苦労も可能な限り尊重したいと思っています。

それにもかかわらず、今回取り上げたのは、人権侵害やいじめは学校内であっても看過できないと考えるからです。

●およそ二年前、髪の色が茶色だった県立高校の生徒Aさんは、地毛証明を提出しました。これを出せば、何も言わないという教師の言葉を信じて。ところがそれ以降も差別的対応は止まず、髪の毛を理由として卒業式への出席も禁じられました。しかも、入場者が通る渡り廊下に1人立つことを命じられました。

これをきっかけにAさんは登校が困難になりました。この間にAさんの個人ロッカーの鍵が教師によって断りもなく壊され、中の荷物が、廃棄同様の状態で放置されるという事もありました。

さらに、事実を正しく伝えない教師の言葉が元になり、他の生徒からのいじめの対象ともなりました。高校三年生の日々は実質的に奪われ、卒業後一年経ってもまだ傷はいえません。

保護者とAさんは、立ち直りのきっかけともしたいと、今回、教師の心からの謝罪を求めました。でも学校は拒み、私が教育委員会に口添えしても「何度謝ればいいんだ」という言葉が返ってきました。

●これらの行為については、関係者は事実経過を否定せず、当時の校長も行為を不適切と認めていました。にも拘らずこの事態に対して、学校・教育委員会の対応が不十分なため、事態を拡大させ、結果今も元生徒が苦しんでいます。

生徒の人生にも影響を与えている不当な出来事をどうとらえているのか、認識を問いました。

学校支援課長は、「個人の権利・利益を不当に侵害する恐れがあるので答弁は差し控える」と。

私は教育委員会の認識を聞いているのであり、個人情報をこれ以上提示することは求めていません。よって個人の権利・利益の不当な侵害には当たらないという事を度々問いましたが、内容については一切語らず、この問題を覆い隠しました。

またこの質問の中で、生徒に寄り添った対応、また教師の指導の誤りに対して、周囲からの修正が図れる体制づくりを、教育長に対して求めましたが、教育長は下を向いたまま、学校支援課長が答える場面が続きました。この異常な事態にも抗議しましたが、議事を進める文教委員長からは、答弁者を決めるのは委員長との答えがあり、修正はされませんでした。

●私の質問は、当事者の同意はもちろん、希望にもよるものでした。教師を守ることに偏り、生徒への不当な行為に対応できていない学校・教育委員会の姿勢を質したいとの思いからでした。今後の改善に繋げたかったのですが、こともあろうに「個人の権利利益を守るため」の言葉により蓋をされました。議論を避ける、生徒に寄り添わない、この二つの姿勢があまりにも残念でした。

Aさんは問題行動ひとつ起こしたわけでもなく、髪の毛の色がきっかけとなり、不本意な辛い日々を強制されています。個別に訴えても叶えられない、議会でも一切のシャットアウト、これでは被害者は救われません。

生徒は、学び成長するために学校に通います。学校はそれを保障する義務があります。その学校・教育委員会がここまでひどい行為を許し、問いにも答えないという事に暗澹たる気持ちになります。

今後何ができるのかを考えています。

この日は、続いて内部通報に関わる質問もしていますが、その報告は次回に。これも重たい出来事です。(2020.3.18)

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