君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

5.3県民のつどいで改めて天皇制の矛盾を実感 |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2019年5月6日

●憲法記念日は東京の集会も気になりますが、県議団は、毎年神奈川憲法会議の県民集会に参加しています。
11時から、桜木町で県委員会主催の憲法記念日宣伝行動を行い、集会へ。

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●集会メイン講演者は、「9条に自衛隊を書き込むことの意味」を語る成澤孝人信州大学教授
「自衛の措置のための実力組織を認めてしまえば、戦力不保持の規定は無効化される」と同時に「新安保法制の合憲化」がなされると。
実質的改憲は既に行っているにもかかわらず、自衛隊を書き込むことにこだわるのが、首相が言うところの「自衛隊を違憲とする議論が今なお存在する」ことを封じたいという願望。「違憲論を封じるための憲法改正」という暴論であると同時に、集団的自衛権の合憲化に導くのは、主権者を欺くものと喝破。
安倍改憲に関する世論調査は、有権者の健全な反応を示している、発議に至らせないことが何より大事と結びました。

●サブ講演は、小賀坂弁護士による「天皇代替わりと日本国憲法」。
前天皇夫妻の言動が誠実かつ民主的であったことから、それを受け入れる傾向があるが、天皇の発言という点でもっと警戒すべきと指摘。

また、天皇の生前退位にかかわっても問題が多いと。
例えば、「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ」という前天皇の言葉は、「象徴としての行為」を認めるか否かは学説上の議論があるにもかかわらず、自らが肯定し、定義づけるかのごとき行為であると指摘。また、内閣のコントロール下であったのかという点も、厳しく問われるとしています。
そして国会でこの事が全く問題とされなかったことにも疑問を呈しています。

また天皇代替わり儀式については、権力の正統性を付与するための装置であると規定。
一連の儀式は明確な宗教儀式であり、国民主権とは相いれないとも指摘しました。
現在の代替わり儀式は、「明治憲法の神権天皇制を正統化するための物語を忠実に儀式的に表現したもの。その為におびただしい儀式が連綿と続く」と。資料には、30以上の儀式が連ねられていました。

皇室経済についても言及。2019年度予算は、内廷費3億2千400万円・皇室費2億6千400万円、宮廷比111億4千900万円・宮内庁費123億2千700万円(計;240億6千400万円)です。また代替わり儀式関連予算は、166億円です。

●これらの指摘については、私としては、疑問点も残ります。例えば、前天皇夫妻の一連の言葉は、安倍改憲も意識しながらも、政治的対立とならないように言葉を選びギリギリの表現をしていたと私は思っています。この点では「政治的」であるか否かの範囲をもっと明らかにする必要があります。

一方で、生前退位については、確かに現行制度を変える発言であり、天皇が国民に向かって発していいのか、といえば問題があります。死ぬまでその職務につけという制度の非人間性のあまり、私も天皇の発言は一理ありとうなずいてしまったのですが、これは、政治的発言と言わなければなりません。

●小賀坂講演は、私達が陥った盲点を突いていたと思います。内容に共感した時に、その行為の形式的意味を問うという点が欠落していたんですね。私達は事態を整理しなおす必要があると感じました。
小賀坂氏の指摘を厳密に解釈したなら、皇族が語ることの多くは違憲ともなりかねず、語らせることの意味さえ問われます。
となれば、思ったことをほとんど語ることもできない、ますます非人間的な制度であり、皇室の内側にいる人々にとっても酷な制度だな、と改めて実感した次第。もちろん勝手な振る舞いが可能な制度なら、とんでもない事態になることは言うまでもありません! (2019.5.3)

憲法集会(集会後はデモ行進!)

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