君嶋ちか子

きみしま 千佳子
戦争する国づくりストップを!
市民とともに 県政を動かす!
神奈川県議会議員
活動日誌

ともに生きる社会特別委員会で人権教育のひどさに怒り |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2019年3月12日

●「かながわ人権施策推進指針」というのが2003年に策定されています。「個人が尊重される社会」「能力が発揮できる社会」「共に生き支え合う社会」の3点を基本理念としています。この指針に基づく取り組みが報告されました。
男女共同参画づくりに向けた取り組みのひとつに「ライフキャリア教育支援事業」というのがあります。

●このパンフなどを求め、開けて驚きました。
高校生用教材ですが、「未来のライフキャリアプラン」は、写真のようにプランを書かせる仕組みです。何歳で結婚し、何歳で子供をつくるなどを書かせることにどれ程の意義があるのか、と私は問いました。
結婚も子どもも、人生の絶対的事項ではありません。また自分が計画して目標達成できるという事柄でもありません。これが人権施策推進の中で取り組まれている事にも、私は愕然としました。

mirai1

また結婚の時期を問いながら、「ワクワク妄想用♥婚姻届けを書こう!」にもギョッとしました。DV被害などを別項でとりあげておきながら、結婚を妄想で導くという姿勢。担当課は「先生からもこの点には苦情が来ました」と。

●「Mirai book」も問題おおありです。
Q4「もしも、理想の生活をするなら、どんな働き方をすればいいんだろう?」の項目では、誰にでも自主的選択が可能であるかのように無邪気に問いかけ、現実を度外視。「指針にある、能力が発揮できる社会をめざすなら、状況を直視した情報を提供し、働き方の問題点や、その状況を変えていくことを探るべき」と私は指摘しました。
また、賃金等の男女差を全く問題としていません。「人権男女共同参画課の作成でありながら、非常に不十分。男女差がなぜ生じているか、またその不当性をこそ語るべき」と私はまた怒りを覚えながら。

Q4_917491_01

●Q5も、「もしも、運命の人と出会えたら、結婚を考える?」として「どこで出会ったのかな?」などと誘導しています。これも卑俗な話です。可能性の高い場所を歩けというのでしょうか。
「みんな何歳くらいで結婚するのかな?」の問いも、個人の生き方を尊重する考え方とは、相容れません。
人権とかけ離れ、なおかつ有害でさえある(人生の固定観念化や人と並んだ人生プランの押し付けなど)問いが続き、最後(Q9)は、「もしも、自分が高齢になったら、どんな生活を送りたい?」ときました。
これも高校生が実感を持って語れることでしょうか。もっと切実な悩みや、この時代でなければ学べないことがたくさんあるはずです!

q5_917491_01

Q9_917491_01

●人生を考えることは大切ですが、それは決してこのようなライフプランを作らせることではないと思います。生命保険会社のカタログじゃないのですから。
命の大切さ、人生で何が大事なのか、自分を大事にする事、周りの人間を大事にする事、これらを学ぶことが人権尊重の基本ではないでしょうか。「ライフプラン方式の学びはやめるべき」と当局には猛省を求めました。(2019.3.6)

新着記事

  • 過去の記事

  • facebook
PAGE TOP