君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

町の安全は大事、でも気がかりも・・出初式で思う

2019年1月9日

●今年の公の行事のスタートは、中原地区消防出初式でした。
火災発生状況などが、資料として付されています。
昨年の火災発生件数は、中原区45件でその前年と同数、川崎市324件で、その前年から7件の減少。
これに対し、昨年救急件数は、中原区9,698件、川崎市72,854件で、いずれも一昨年より増えています。増加要因は、出初式の場なので確認できませんでしたが、気になるところです。
救急活動の内容では、中原区も川崎市も急病が圧倒的に多くそれぞれ68%・67%です。
川崎市では救急車が足りないと聞いています。出動回数が増える中で切実な問題です。

1月6日中原消防出初式 (3)

●出初式では、消防局員とともに消防団の存在も大きいのですが、この方たちの出動・訓練・報酬・事故などの状況も気になります。なかなか実態把握ができないでいます。
仮に大規模災害ともなれば、消防士のみの対応では不可能でしょうから、防災や救急対応という点で、消防団の意義は大きいのだろうと思います。
この日行われる表彰では、こんな広がりが、と思わせるものも少なくありません。例えば、企業などの一般消防協力団体、防火管理優良事業所、消防団員家族協力者、町内会などの消防協力団体、さらにボランティア活動功労者等々です。
大きな自然災害が続く日本列島ですが、試されるのは政治・行政の力とともに、地域のコミュニティーの形成だと思いますから、広がり自体は必要だと思います。

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●出初式のプログラムには、平間幼稚園幼年消防クラブ演技というのがありました。演技自体はとても微笑ましいものでしたが、「幼年消防クラブ」って?と、普段どんなことが行われているのか少々気になりました。
国旗掲揚と国旗降納も、全員起立の下に「恭しく」行われるのですが、前方に見えた市民参加者の中で、一人の小学生が直立不動に近い姿勢に身を正したのが印象的でした。パッと体が反応したといった感じでした。私は、ここまで来たかと軽い衝撃を覚えました。

●消防団を初め各種の組織や行事は、防災や地域のコミュニティ形成で大事な役割を担いつつ、国家主義的な、いわば日の丸・君が代に象徴されるような側面も併せ持っていると思います。
日本社会で長い時間をかけて形成されてきた各種組織の貴重な役割への敬意とともに、統合や支配の道具とさせない努力(日本国憲法の精神に添わせる努力)も不断に試されているなと改めて。

出初式の後は、消防関係6団体の賀詞交歓会に参加しました。(2019.1.6)

1月6日中原消防賀詞交歓会 (3)

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