●「武蔵小杉駅をよくする会」の皆さんと、JR東日本横浜支社に3度目の申し入れを行いました。
17日に発表された大きな前進に関わる確認と、残された課題の重ねての申し入れです。
●「武蔵小杉駅をよくする会」の要求項目のうち、4点が改善されました。駅員増員による安全確保、南武線ホームの拡幅は既に行われ、今回は、横須賀線下りホーム新設、横須賀線北側改札口増設です。
下りホーム新設については2023年の予定です。NECの土地を取得して行うため一定の時間を要するとのことでしたが、できるだけ早い完成を求めました。
北側改札口については、JRが土地代を負担し、事業費は川崎市負担となります。新丸子・山王町方面の利用者の利便性向上、新南改札の混雑解消、駅通路等の混雑解消に繋がります。
これらについては感謝の意を伝えました。
●残る課題は、ホームドアと増便・増車両です。
ホームドアについては、ライン(路線)ごとに工事を進めるという方針で京浜東北線の後になる予定です。また横須賀線については、ホームの曲線、車種によるドア間隔の違いがネックと以前から言われています。
南武線設置は2025年、横須賀線設置は2032年という事ですが、あまりに遅すぎます。
技術的な研究を早めるよう求めました。ホーム曲線には上下ドアの対応、ドア間隔の違いには開口部が広いドアなどが検討されているといいます。
危険な状況は待ったなしです。先日、保土ヶ谷駅では、貴重な命が失われています。
●横須賀線増便については、朝殆ど乗客がいない成田エクスプレスとの代替などを求めました。
南武線は、ラッシュ時1時間に25本走っていますから、増便は困難で、増車両を求めていますが、ホームが短いのが問題です。今回増車両に対応できる駅がいくつあるのかを問うと、全て対応不可との答え。
工事可能なところを含めポイントとなる数駅のホームを長くするだけでも、混雑解消は望めます。時間がなくこの点のやり取りは不十分でしたが、次回の課題です。
●課題は残されていますが、今回の改善は、道理ある要求・粘り強い取り組みは何よりの力であることを示してくれました。ちなみに、寄せられた署名は約1万名です。
●駅の改善が進んでも、ビル風・日照不足・保育園不足・学校の過密・区役所の大混雑等、川崎市のまちづくりの問題点は深刻です。
さらに5棟のタワーマンションが予定されています。川崎市は、人口集中を招くまちづくりをこれ以上行うべきではありません。(2018.7.30)