君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

「LGBTを基礎から理解して、議会質問、政策提言に生かせる研修会」参加

2018年5月9日

●5月5~6日、標記の研修が開催されました。私は5日のみの参加でしたが、新しく知ることが多い研修でした。

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LGBT当事者の議員5名により発足したLBGT議員連盟の主催です。スタッフも当事者の方が多かったと思うのですが、会場が優しい雰囲気に包まれています。様々な思いを経験してきたからこその優しさでしょうか。また二分された性を超えた柔らかさの故でしょうか。
会の終わりには、発足当初の5人の議員に、今回当事者として新たに2人の議員が加わり前に並びましたが、皆さんの穏やかな笑顔と明るい語りが印象的でした。

●岡山大学大学院保健学研究科教授の中塚幹也さんの講演でポイントとなったことの一つが、性同一性障害に関わる診療の保険適用です。

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上記パワーポイントに記されているように、性別適合手術について4月から公的医療保険の適用となります。これは貴重な前進なのですが、ホルモン療法を受けている場合は、適用対象外とされています。
その理由は、ホルモン療法は自由診療とされており、同一疾患に対して自由診療と保険適用診療を行った場合は「混合診療」に当たり、混合診療は保険適用となりません。
多くの人が、自認する性別に体を近づけるためにホルモン療法を受けており、現状では保険適用されず、100万円超の自己負担を余儀なくされます。
今後の大きな課題です。

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●この日二人目の講師、宝塚大学看護学部の日高庸晴教授は、豊富なデータを基にお話しされました。
その一つ、異性愛男性に比較して、ゲイ・バイセクシュアル男性の自殺未遂リスクは5.98倍高いという結果です。
また、下の表に示されたように「いじめ被害に関する経験」では、全ての項目にわたって、当事者は非当事者に比べて高い傾向を示しています。

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●「先生はいじめの解決に役立ってくれたか」の項目では、「役立った」が13.6%という低い数字であることも深刻です。これについては、この問題に対する教師の認識が低いことと無関係ではないと思います。教師のこの問題への認知度は3%程度というお話もありました。心ない言葉が交わされることもあるといいます。
この点から、教員研修の充実が切実に求められます。小学校から大学まで、当事者たちは、自分の性の自覚やそれに伴う苦しみを味わっています。
学校における支援という点では、教師や校長の英断が常に求められます。その際に自治体首長や教育委員会が支援の立場にしっかり立っていれば、現場は大きく勇気づけられるというお話も、数々の実践を踏まえて報告されました。
とても重たいテーマです。学校が子どもたちにどのように寄り添うかは、その後の人生に大きく影響します。

●これ以外にも、議会で問うべき問題意識を多く得た研修でした。
何よりそれ以前に、性も含めて、その人がその人らしく生きていけるという事の大切さをたっぷり教えてくれた研修でした。(2018.5.5)

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