君嶋ちか子

きみしま 千佳子
戦争する国づくりストップを!
市民とともに 県政を動かす!
神奈川県議会議員
活動日誌

過労死等防止対策推進シンポジウムに参加

2017年11月4日

●厚生労働省主催ながら、私たちと共通の問題意識を持つ人たちも多くかかわるシンポジウムで、昨年のことも強く印象に残っています。

●神奈川労働局から現状報告がありました。

2014年に過労死等防止対策推進法が成立しました。この法律自体は、対策として調査研究・啓発・相談体制の整備等を掲げるにとどまり、不十分なものであると思いますが、機運を高める役割は果たしているといえます。

様々な事例や国会でのやり取りを通じて、過労死の発生や長時間労働の弊害もより多くの人が知ることとなりました。

今後、長時間労働を許さない、より有効な方策が望まれます。

●続いて神奈川過労死対策弁護団事務局次長の笠木弁護士が、過労死防止のための企業の責務について報告。

脳・心臓事案に係る判例では、名古屋地裁では敗訴したものの、名古屋高裁においては、タイムカードに表れていない時間外労働について認定。さらに睡眠時間の減少についても検証。業務起因性が認められた判決を紹介。

精神疾患事例については、月100時間前後の時間外労働と強い叱責・暴行などが、精神疾患に繋がったとし、当日も強い叱責がきっかけとなって自死に及んだと認定した福岡地裁判決を紹介。

企業には、労働者の労働時間や休日取得状況の管理、過重労働及び暴力や苛烈な叱責等により心身の健康を害することがないように配慮する義務が課せられていると報告しました。

電通事件も同様に、100時間を超える長時間残業及び上司によるパワハラにより精神疾患を発症し、自死に至ったと報告。

●次に、神奈川過労死等を考える家族の会代表の工藤祥子氏のお話。10年前に中学校教師だったご主人を失いました。

部活指導、生徒指導専任、二クラスの副担任、不登校生徒支援、その他の公務で、早朝からの勤務・土日も休みなしの状態が続き、くも膜下出血で死亡。

「夫の大好きな仕事の締めくくりがこんな形で終わってしまったのが本当に残念」と。

過労死寸前の教師の働き方を変えてほしいと訴えています。

公務災害がようやく認められたのは、亡くなった5年半後。時間外労働は持ち帰りも含めて最大月206時間(認定は96時間)。

公立学校教職員の時間外勤務は、校外実習や修学旅行など4つの例外を除いて認められていません。日常的な時間外労働は「自発的行為」とされ、時間外勤務手当は支払われず、基本給の4%が一律に支払われています。

●この後、横浜労災病院の山本医師の講演や「家族の会」体験談が予定されていたのですが、決算委員会があるため、残念ながらここで退室しました。

働くが故に命を失うなんて無念過ぎます。社会が本気で取り組めば、失わなずにすむ命です。

首相は度々「長時間労働の是正が必要」と言っているのですから、高度プロフェッショナル制度などで際限のない働き方を強いることは、やめるべきです。

新着記事

  • 過去の記事

  • facebook
PAGE TOP