●県議団で「厚木基地での市民への銃体験に強く抗議することを求める要請書」を基地対策課に手渡し、申し入れを行いました。
4月29日、厚木基地で行われた「日米春祭り」において、実物の機関銃と小銃を市民が触れることができる状態で展示し、子どもに米兵が持ち方・構え方を教えるという事が起きました。
綾瀬市と座間市の共産党市議に市民からの通報があり、それを受けた綾瀬市が米軍に抗議をしたことで、その後触れることができない状態にはなりました。
日本共産党県委員会と県議団及び周辺自治体共産党議員団は、地元住民の方々とともに、5月2日、直接米軍に抗議の申し入れも行っています。
神奈川県はこの事を、新聞の記事により知り、藤井議員の申し入れにより基地対策課長から米軍に対し再発防止を既に求めているとのことでした。
●私達はこの申し入れで、子どもを武器に親しませることの問題点を指摘しました。
ついで、2013年に横須賀基地の一般開放で同様の問題を起こし再発防止を約束しておきながら、再び今回の事態を招いたことを重視しました。再発防止を担当課が米軍に「お願い」するだけでなく、知事が直接申し入れることを求めました。
これについては、「再発防止を米軍が約束しているので、知事が改めて申し入れることは考えていない」との回答にとどまっています。
●厚木基地開放イベントや横須賀基地のフレンドシップデイのアメリカ側の意図は、基地や武器に親しませ、戦争や米軍への抵抗感をなくしていくことだろうと思います。
私は、武器に触らせることだけではなく、現在の基地開放のあり方自体が問題だと思います。「武器に興味を持つ市民がいる」などの正当化を期す言葉も聞きますが、軍隊の武器は、「趣味」の対象になり得るものではありません。
「フレンドシップ」などと言わせるのであれば、もっと対等な日米関係こそ追及すべきです。物言えない政府から脱却し、アメリカにひたすらついていく外交を返上することです。(2017.5.8)