君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

武蔵小杉駅大混雑と再開発

2017年5月6日

●JR武蔵小杉駅の調査を、再度行いました。
 前回は、横須賀線南改札口を通るための行列、溢れんばかりのホームの混雑などが中心でした。
 今回(5月2日)は、改札口の増設及びホームの拡幅・増設の可能性を探ること、また南武線と横須賀線連絡通路の人の流れなどを確認することが目的です。

 この日は、駅の構造などを観察するために混雑時をずらし、混雑時の観察を重ねたKさんの写真と説明により通路を歩きました。
 市古てるみ市議・おおば裕子市議・小杉駅をよくする会の方6名・君嶋の一行は、この駅の大変さを改めて認識しました。

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●改札を通るのに30メートル並ぶだけではなく、南武線と横須賀線の連絡通路も深刻です。南武線2番(立川方面行)ホーム降車の人と横須賀線ホームに向かう人が交錯します。南武線1番(川崎方面行)ホームからも横須賀線をめざす人たちが階段をのぼり、2番線ホームに降りてきて合流します。
 さらにその先で反対方向(南武線)に向かう人たちと交錯します。その先にある動くスロープは、満員で歩くことはできません。この集団は横須賀線ホームに上がるエスカレーターの列に繋がります。
 事情を知らずにこの列から外れて前に進む人は、後から大変な目にあいます。列に入れず、また最後尾からやり直す羽目となります。
 仕事に就く前、さらに混み合う電車に乗る前に、これだけの時間とエネルギーを費やさなければなりません。

●改札口増設については、数ヶ所可能かつ有効な場所を探ることができました。
 一方で、ホームの拡幅は容易ではなさそうです。南武線の上には東横線が通り、連絡通路は新幹線と綱島街道の下を横切らなければなりません。ぎりぎりまで建物が迫っている箇所も少なくありません。
 でもこのままでは、危険過ぎます。ホームは人でいっぱいのため、ホームを進む人は黄色の線の外側を歩くしかありません。一歩間違えば命に関わります。現に、月に一度はホームから人が転落しているそうです。ホームドアの設置は喫緊(きっきん)の課題です。

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●この駅の状況は、街づくりと無関係ではありません。川崎市は2007年に、小杉駅周辺を「市の広域拠点」と位置づけ、土地の高度利用を名目とし、異常な規制緩和を繰り広げました。その結果、駅南側には、超高層マンション17棟が建設され、約7000戸・人口2万人の増加となりました。
 保育園の不足、学校の超過密化、ビル風被害、日照阻害、そしてこの駅の大混雑を招いています。住み続けてきた人達は、一様に変わり果てた街を嘆いています。
 ちなみに、建設中も含め今後予定されているタワーマンションは6棟、3724戸となり、1万人以上の人口増が見込まれます。街づくりの見直しを求める声は切実です。(2017.5.2)

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