君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

メーデー開始から約130年、過労死がある日本社会で

2017年5月4日

●またこの日が巡ってきました。仕事に就いている頃から毎年欠かさず参加してきました。(非組合員となった最後の三年間は出れませんでした。そういえば)
それまでは毎年横浜メーデーでしたが、定年退職してからは、川崎メーデーに参加しています。

先日、フェイスブックで51年前の第37回川崎メーデーの写真に触れる機会がありました。労働者らしい明るい雰囲気と勢いに満ちていました。働く人の心持ちも、今とは違っていたと思います。そして、当時の川崎工業地帯を抱え、川崎メーデーにつどう労働者の数も違っていたんだろうと思います。

でも、今も形態は変わっても労働者の苦しみはあり、労働者の闘いは続いています。製造業がどんどん追いやられ、派遣・請負などで切り刻まれ、組合のあり方も変わってきてはいますが、様々な工夫をしながら労働者の闘いは続いています。新しい取り組みも始まっています。

●私が挨拶で述べたかったことはこの事と、労働者が闘いの牽引者となることについてでした。
折しも、フランスの大統領選挙では、極右のルペン氏が決選投票候補者に躍り出ていました。それに対し、「フランスの労働者は極右の防波堤になろう」とCGTなどの労働組合は呼びかけています。
私は、この事も念頭にあり、共謀罪と憲法破壊が吹き荒れる現在の日本で、労働者が民主主義的課題でもより役割を担ってほしい、という思いを伝えました。

●1890年に8時間労働制の実現掲げて始まったメーデー、それから130年近くを経て、今も長時間労働で苦しんでいる日本社会。人間の歴史が容易ならざることを知らされます。
過労死と認定された数だけでも189件(2015年度)の日本。すそ野のように広がる認定されなかった数も思わずにはいられません。この事は、挨拶の初めに述べました。
「8時間働けば普通に暮らせる社会を!」この思いいよいよ切実です。

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