●原発事故の翌年から行われているこの「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」も6回目を数え、今年も怒りを新たにしました。
スペシャルゲストとして、福島県からの避難者松本徳子さんと、小出裕章さんを迎えました。
市民団体からの訴えは、NPO法人原発ゼロ市民共同かわさき発電所、「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会、原発メーカー訴訟の会のみなさん。原発事故めぐり市民団体も否応なく鍛えられたと思います。
●第1回目の1600名に次ぐ1500名の参加になりました。
国は安全と偽って自主避難者への家賃補助を、3月31日で打ち切ろうとしています。まだ汚染は続いているのに、帰りたくても帰れないのに…。この国はオリンピックに備えて避難指示解除をどんどん進め、20兆円以上にも及ぶ事故の処理費用を国民に押し付け、さらに各地で再稼働を狙っています。情けなく、悲しい国です。
●この集会は野外ステージとともに広場につどう市民の出店も楽しみです。それぞれの活動紹介や訴えを持ち寄り、31もの団体が集います。
労働組合、法律事務所、平和団体、9条の会、子どもを守る会、等々その他の市民運動も実に多彩です。人間として当たり前に暮らしたいというのが最大公約数ともいえる活動の原点でしょうか。
●昨年のこの集会の時には優が元気だったのに、と思い返しながら参加しました。司会をしていたこともありました。パレードに備えて太鼓を運ぶために私の夫がこき使われていたこともありました……。そんな場面が愛おしく、幾度も風景がにじみます。
つい先日のビキニデーも、あー、去年は優が代表として参加したっけ…と思いながら迎えました。
これからもこんな日が、幾度もめぐってくるんですね。(2017.3.12)