君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

県立三浦しらとり園で様々な発見

2016年11月24日

●かねてから、障がい者支援施設の様子を知りたいと思っていました。
11月22日、県立三浦しらとり園を訪問しました。横須賀市長沢にあります。1963年に設立され、2012年から指定管理者施設となり社会福祉法人清和会により運営されています。

●現在の入所者は84人。うち29人が7歳から19歳までの「児童」にあたります。83人が障害支援区分5・6に相当する重度や重複の方が多い施設です。

診療所が併設されています。精神科、内科、耳鼻科、外科、婦人科は専門医が日替わりですが、歯科は、医師か歯科衛生士が常駐しています。歯科治療の工夫や5人の看護師さんの忙しい仕事ぶりもうかがいました。

日中活動を行う作業室を見せていただきました。障がい特性に合わせた工夫がされています。写真の机は、周囲が気になる利用者が作業に集中できるようにコーナーを設け、作業の段取りは視覚的に示されています。

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居住棟は、建設当初は4人部屋も多かったのですが、仕切りを設け一人の空間に近づけています。

高齢の方もいる居住棟のホールの床は転倒してもケガに至らないように通常より柔らかい仕様になっています。

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●いずれも様々な工夫がされており、園舎の中もお掃除が行き届いてピカピカという感じでした。
栄養士・歯科衛生士・看護師・指導員の方からも、それぞれに熱意が伝わってきました。
診療所併設というのも嬉しく、緑豊かな構内を歩きながら、設立当初の意気込みが伝わってくるような気がしました。

●パンフレットに「オンブズパーソン」と「苦情解決」について明記されていることも印象的でした。
園ニュースに「津久井やまゆり園事件」に触れた記事がありました。人権意識や職員研修の大事さを指摘していますが、「県内施設の元職員が起こしたことを考え合わせると」という記述が目を引きました。
県や施設関係者の中では、ここへの着目はあまりなされていないように思います。私自身は、この点をしっかりと見据えることが行政としては不可欠だと思っていますから、このニュースは心強く感じられました。

午後の日程が控えていた為、12時過ぎ藤井議員と私は一行から抜けて園を後にしました。伺いたいことまだ沢山あったのに残念!(2016.11.22)

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