●7月30日、「久地駅と久地踏切の改善を求める会」の皆さんとともに、JR東日本に要望書を提出しました。
久地踏切は「令和4年度JR調査」によると、ラッシュ時間1時間当たりの閉鎖時間43分とされており、市当局も「開かずの踏切」と認識しています。
2022年には住民有志で「久地駅と久地踏切の改善を求める会」がつくられ、署名活動にも取り組んでいます。この日も追加の925筆の署名を持参しました。
●今回の要望事項は、次の4点です。
①久地駅の橋上駅舎を早期に実現すること
②久地踏切に賢い踏切を早期に導入すること
③朝のラッシュ時に駅南側への臨時改札口を設置すること
④久地踏切の南側に設置されているJR所有のフェンスについてセットバック等による安全対策を実行すること。 (歩行帯に沿った幅を確保するために、一部カットする…君嶋注)
①と②についてはこれまでにも要望書を提出しています。
今回はこの二点に加え、③と④を求めています。④については川崎市もともに現地調査を行い、市からも要望するとされています。
●今回の要請は15分しか時間を認められていないとのこと、やり取りとしてはとても不自由分に終わらざるを得ませんでした。
あらかじめ要望書は渡していたのですが、具体的な見解は何も聞けませんでした。
私は中原区の平間踏切と向河原踏切の改善に取り組んできましたが、そこではかなりシビアなやり取りを経て実現しましたので、今回の要望においては、それぞれの項目について何がネックになっているのか、またどこまで可能なのか、等を確認したかったのですが、15分ではその時間もありません。
●平間踏切と向河原踏切は、賢い踏切の導入により、大きな改善効果がありました。踏切の開放時間が1分伸びるだけでも、踏切周辺の混雑度は全く違ってきます。平間踏切などは朝の風景が一変した程です。
平間、向河原、久地、いずれの踏切も駅に隣接して下り側に踏切があります。くだりの電車がホームに入る前に遮断機が下り、乗降が完了し踏切を通過するまで閉まったままになります。この停車電車について警報開始時間を少し遅らせるだけで大きな効果が得られます。
以前に「久地踏切では十分な効果が得られない」との回答を得ていると聞きましたが、どこが他の踏切と違うのか、具体的な根拠などを是非聞きたいものです。
そして早速行うべきは、歩行帯を確保するためのフェンスの一部カットです。JRは鉄道の安全確保とともに街全体のスムーズな交通体系にも意を払うべきです。(2024.7.30)