君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
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神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

巨大物流倉庫ではなく、市民ミュージアムを |君嶋ちか子|神奈川18区|前県議会議員

2024年5月3日

●「住宅密集地に巨大物流倉庫をつくるのはやめて」と訴えてきた住民が4回目の住民集会を開きました。

企業や市の説明会などはもちろん開催されてきましたが、住民独自集会の回を重ねていることに、私は住民の切実な思いを感じています。

●2019年、ダイワハウスが西加瀬の三菱ふそう跡地に巨大物流倉庫をつくる計画を発表してから4年以上が経ちました。

2023年に条例環境影響評価書が出され、縦覧期間は終了していますが、継続して公表中です。

敷地は約10ヘクタール。建設予定の物流施設は、面積およそ215m×215m(約4万6千㎡)、7階建てとされていますが高さは約52m、通常のビルの17階建てに相当します。

建物の巨大さとともに、交通量が周辺住民にとっての脅威です。一日平均1340台(大型約800台)の車が24時間走行するとされています。振動・騒音・粉塵・交通渋滞・交通事故などが懸念されています。この地域は軟弱地盤で、今でさえ振動に悩まされています。

●いま新たな署名に取り組んでいます。巨大物流倉庫建設計画の見直しを求めるとともに、「三菱ふそう跡地には、移転先を探している市民ミュージアムを」という陳情署名(下記)です。

市民ミュージアムは2019年の台風19号で地下の収蔵庫が浸水。収蔵品が壊滅的な状態となり、移転することになりました。

市は現在のところ移転先として生田緑地を考えています。

ところが生田緑地をめぐっては、地元には ①これ以上緑を潰したくない、②確保できる場所は、現在のミュージアムの半分の広さ、③緑地は向ケ丘遊園駅から約1.7㎞の坂道で丘の上、などの問題点を指摘する声が上がっています。(パブコメ285件のうち270件が反対や疑問の声)

これに比し、三菱ふそう跡地ならば、広さは充分、元住吉駅から平坦な1.1キロメートルの距離。

●もちろん川崎市が買い取るあるいは借り上げるというのは容易なことではありません。

でも、市民ミュージアムと緑豊かな公園、防災公園など併設されたら、これまでの生活が確保されるとともに、住民は自治体に対しどれだけの信頼を寄せることができるかと思います。

私はこの集会に参加しながら、平和公園のことを思い浮かべていました。戦後米軍に接収され、ベトナム戦争の謀略ビラをつくっていた場所が住民の運動もあり、川崎市平和館と中原平和公園、県立住吉高校に生まれ変わったことを。ロマンあふれる取り組みです。

この集会の後、定例の元住吉駅での宣伝が行われ、私も参加しました。(2024.4.21)

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