●黒岩氏の人権侵害をなかったことにしないスタンディング第二回目を、5月17日に実施しました。
知事はもう終わったと思っているでしょうし、記憶から遠のいている方もいらっしゃるでしょうが、そのままにしておく訳にはいきません。知事に自分が何をやったのか自覚してもらう必要はあるし、現在も形は変わっても被害は続いていると思うからです。
●選挙を理由とし不倫相手と分かれ、知事になりましたが、パワハラや粗暴なふるまいは続いています。象徴的な例として、私はこれまで知事の特命を受けて仕事をせざるを得なかった若手職員の過労自死、議場で自分の思うような再質問をしなかった議員を怒鳴りつけた例などを挙げてきました。(これは4月27日アップのブログにも記しています)
職員の働き方に関わっては、いくつもの例を聞いています。これらを放置できないという思いです。
このことはこの日のリレートークでも取りあげました。
●私は黒岩氏がアダルトビデオ(AV)の愛好家である(「AVはやめた」などの言及がないので過去形にはしていません)ことも、県政の責任者として看過できないと思っています。
内容によっては所持だけでも法に触れることもありますし、製作過程でも違法性のある問題や不当な問題が現に発生しています。そもそもAV自体が女性の尊厳や人権の尊重とは相いれないと思います。
このような問題を持つAVの愛好家であり、女性にそれを用意させていたという黒岩氏、県政の責任者としての資質が問われます。
●例えば「神奈川男女共同参画推進プラン(第5次)」には「DVや性暴力の被害、(中略)困難な問題を抱える方等への寄り添った支援策が引き続き求められています」とされています。
またかながわ人権施策推進指針は「誰もが人権を侵されることなく、個人として尊重される社会を目指します」と明記し、その中の「人権尊重の社会づくりに向けた環境整備」には、「配偶者等からの暴力の未然防止や被害者への支援」がうたわれています。
これらの人権尊重の施策と黒岩氏の人権感覚・女性観・粗暴な行為・卑猥メール・AV愛好等々は、どうしたって両立困難です。知事の看板的な役割に相反するだけではなく、職員が県民と接する際にも妨げる要素となりかねません。
●このような思いを抱えながらのスタンディングは、少なからぬ職員の方々の気持ちに反していないと思うのですが、チラシの受け取りは思ったより少ないのが気になりました。(受け取ると不利益が生じることを恐れているのではという意見もありましたが)
ですが、男性参加者も含めリレートークは、熱く語られました。また、「知らずに投票したが、県民の恥、やめさせてほしい」などの男性からの意見も寄せられています。取り組みは続けます。
★毎月第三水曜日スタンディング(12時10~50分 県庁正面玄関前)
★緊急学習会 6月11日(日)13時~15時半 神商連会館
「人権侵害のない社会に変えていく」講師:角田由紀子弁護士
どうぞご参加を! (2023.5.17)