●本会議が開かれ知事が議案等について説明、その後議案説明会が行われました。
知事提案説明は、新型コロナ感染症対策が中心となりました。
●コロナ感染症において、「神奈川モデル」と称する症状別の対応は一定評価できます。重症者・中等症者・軽症者無症状者受け入れの対応病院を区分し、軽症者等にはホテル借上げなど行った事により、神奈川県は病床確保が可能となっています。ま、これは神奈川だけではないと思いますが。
今後に向けては、事業者に対し「感染防止対策取組書」、県民には「緊急事態宣言解除後の神奈川ビジョン」を発表しています。
「神奈川モデル」はいいとしても、これを必死に支えている医療機関等への補助が喫緊の課題です。国の対応も不十分ですが、神奈川県も積極的に行わなければ、医療機関は崩壊します。
●津久井やまゆり園をめぐる昨年末からの混乱について、津久井やまゆり園・新設の芹が谷やまゆり園の指定管理者は、2021年度までは、非公募でかながわ共同会を候補とするとの考え方を示しました。
知事自らが思いつきの様に共同会批判を始め、指定管理者を、指定管理期間半ばで見直すとしたことから生じたこの間の不始末についての反省はありませんでした。
この考え方に基づき津久井やまゆり園の指定期間について、現在の「 2024 年度末まで」から「2021年度7月末まで」に短縮する議案が提出されました。
●補正予算は、オリンピック延期に伴う湘南港の既存艇の移動費用約10億円、昨年の台風19号被害を受けた林道施設復旧費用約6億5千万、県営住宅建て替え前倒し分約5億6千万円などです。
コロナ関係の補正は、5月までに既に可決されています。
●条例改正に関わっては、県税条例の改正案が提出されています。「新型コロナウイルス感染症の影響により、イベント等を中止等した」場合、「チケットを購入した個人が所得税寄付控除の対象となる入場料金等払戻請求権の放棄をした場合に、個人県民税においても寄附金税額控除が適用できるよう規定する」との説明がありました。
これは県議団が感染症対策第5次要望で、「イベントチケットの払い戻しをしなければ、チケット購入者は寄付金控除が受けられる制度を周知すること」に呼応して、県民税においても適用しようとするものです。少しでも関係者支援に繋がればうれしいです。
●私が属する産業労働常任委員会に関するものでは、県立職業技術校及び県立産業技術短期大学校について、次の条例改正案が提案されています。
「入校料の全部もしくは一部を免除できる旨の規定を整備する」(第5条、第8条)。
可決されれば、本年度4月1日以後の入学に適用されます。
好ましい変化がここでも。
●来週16日から代表質問・一般質問が始まります。共産党は、今定例会では一般質問はできません。石田議員が18日午後1時から代表質問を行います。傍聴にいらしてください。(2020.6.11)