君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
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NEW!デマも差別も許さない |君嶋ちか子|神奈川18区|前県議会議員

2025年10月24日

●参政党が参議院選挙通じて、外国人への攻撃や女性に産むことを強要するような発言を重ね、差別が一段と幅を利かせるようになってきたと思います。参政党は実に悪い役割を果たしました。

●そんな中で、太田啓子弁護士や松尾潔さんたちによる「デマと差別が蔓延する社会を許さない」とのアピールが発表され、そのアピールにも応えるものとして、10月17日には新宿や桜木町で集会が取り組まれました。川崎でも独自集会を行うために準備を進め、18日に実施しました。

17日から19日までの3日間、全国一斉アクションが呼びかけられていました。選挙中の緊急アクションに次ぐ第2弾ともいうべきものです。

●太田啓子さんは、集会に先立ち10月12日付の赤旗で、「政党や政治家、行政などの公権力には、デマと差別に対して二重の責任を果たすよう求めます」とし、「一つは、デマと差別を助長しないこと」「もう一つは、デマと差別を毅然と退け、社会的に脆弱な立場の人を守ると宣言すること」と訴えています。

●実際の展開はどうか。太田さんが危機感を持って訴えなければいけなかったように、この二つともに自民党や参政党をはじめとした政党・政治家は逆の方向をめざしています。私も太田さん同様、政治家の責任は重いと思っています。

*****

川崎の集会では以下の主旨でスピーチしました。

「日本人ファースト」という言葉が有権者に受けるとなれば、各政党は競うように何らかの形で「外国人」抑制の政策を掲げるようになった。

*自民党「ルールを守らない外国人には厳格に対応」

*公明党「違反者への厳正な対応」

*国民「過度な優遇を見直す

*参政党「受け入れ規制・入国管理の強化、不動産取得の規制」等々 のごとく。

自民党総裁選においても、5人ともに外国人規制策を掲げ、高市氏などは「外国人が鹿を蹴った」とか「罪を犯した外国人が、通訳が間に合わず不起訴になった」などと語っているが、いずれも伝聞で得た情報のような言い方をしている。こともあろうに総裁選で明確な根拠に基づかない話をしている訳で、自民党の劣化を見せつけられる思い。

これらは本来、デマも差別も行政は正す方向で対応すべきところ、社会の荒廃に悪乗りしているような状態。

デマ、そしてそれらをもとにした誹謗中傷、だから差別して当然だという風潮が大手を振っている。分断に晒される社会も辛いし、このざらざらした感覚がなんとも居心地が悪いが、政治家たちのこのリアクションも、罪深く政治の劣化を感じる。

でも呆然と見ている訳にはいかない。皆さんとともに、この分断と荒廃を乗り越えたい。

*****

●物珍し気にプラスターに視線がいく人もいましたが、明らかな反発を示す表情の人もいます。この呼びかけがすんなりとは受け入れられてない雰囲気も残念ながら感じてしまいました。「マナーが…」とか「ゴミ出しが…」などの言葉は確かに耳にします。これらの状況と結びつきやすい「規制案」。

でも、「人権の尊重」や「差別を許さない社会」を、それらの代償に差し出せるはずがありません。容易ではありませんが、社会として乗り越えなければ。(2025.10.18)

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