中原区にある県立住吉高校を訪ねました。
かねてより近くに住む方から、「校舎の壁があまりにも汚い。何とかならないのか」「議員として是非、改善を進めて」などの声が寄せられていました。
● 当日は10人の参加。最初に校長先生・教頭先生との懇談、その後校舎内外を見せていただきました。
生徒たちはとても明るく、挨拶も爽やかでした。かつて子供が通っていたという参加者からも、楽しい学校生活を過ごせたなどの声があがっていました。
● その反面、校舎・設備では苦労をしている様子がうかがえました。
・真っ先に目を引くのが校舎外壁。黒いシミやひび割れがあちこちに。廃虚のような印象さえ持ってしまうほどです。
・学校見学に来た中学生から「ワ~汚い」の声があがったこともあるそうです。市立高校と比べても格段の差があり、校舎・設備の点で希望者をみすみす逃がしているとの声もでていました。
・雨漏りあり。
・トイレの仕切りやドアの下部は清掃の水気により、表層がはがれた状況。応急の下部のみの張替えで対応しています。
・トイレの配管も補修が必要。
・グランドの水はけが悪い。
・テニスコートも荒れて使用できず、現在はコンクリート張りの中庭を使用。これでは思いきりプレーをすることも困難だろうと思いました。
● 外壁塗装については、4年前に行われたのですが、県の計画で耐震補強が優先ということになり、途中で打ち切られてしまったという経過があります。耐震工事は大切とはいえ、手掛けていた塗装を壁の途中でやめてしまうというのは何とも機械的な対応です。その境界線が一層無残に見えます。
● 県のメンテナンスの予算が不十分なため、PTAが環境整備保護者会費を集め補っているということでした。
● 耐震工事の計画とは別に、あまりにひどい校舎・設備について、十分な対応が早急に求められています。(2015.7.21)