●来るべき衆議院選挙で神奈川18区の予定候補者となった私は、活動範囲がまた広がりました。18区は高津区と中原区からなりますから、高津区での宣伝なども始めました。
高津区はしばらくぶり。2013年の川崎市長選挙に立候補した時には高津区含む全市を駆け巡りました。あの時の熱い戦いは今も忘れることができません。
●今回は川崎市北部の民青(民主青年同盟、若者が学び要求に基づき行動する組織)と共産党のコラボ宣伝を、溝の口駅で行いました。
「8時間働けば普通に暮らせる社会へ」の横断幕が広がり、私の頭も自然に働き方へと。
長時間労働や低賃金は、もちろん基本的な課題ですが、私は割と「正規雇用」にこだわります。
細切れ雇用が明日の見通しを失わせていると思うし、派遣労働が働く人をモノ化していると思うからです。必要な労働力は、期間を限らない「無期雇用」、責任の所在が明らかになる「直接雇用」、これらが当たり前の社会にしたいのです。
このこだわりは、やはり公共職業安定所で40年近く仕事をしてきたことから生まれています。人間の労働は、できるだけ好みや適性に合致するものにしたい、それが困難であっても、生活の糧を得るために必要な行為は、できるだけ人間的な生活と両立できるものにしたいと思うわけです。人間的な働き方の実現のためには、そこで対等かつ恒常的な関係が維持されることが必要だと思います。
●シール投票も行いましたが、驚くような例も。
企業から派遣され大型店などで商品のガイドを行う仕事に従事している若い女性、17時間労働をこなしていると!一人の時もあるといいます。
体を心配する私たちに、その方は「でも、異動前の営業よりは気が楽です。そこはノルマが大変でしたから」とわりと明るい顔で言いました。「どんだけ」きついノルマだったのか?と暗澹たる気持ちになります。
この企業は、SDGsを謳っています。
このような働き方、一日も早く正したいのですが、この事態どのように対処すべきかと。事実の告発だけでは、改まらないばかりか、報復的な扱いを受けることは多くあります。
●このような宣伝を、中原区でもやりたいなと思いました。普段の宣伝とは違う訴え方もできるような気がします。切実な各分野の実態も、より的確に把握できると思います。(2023.7.15)