7日(日)は、朝から「平和をきづく市民のつどい」に参加していましたが、お昼は「ヘイトスピーチ許さない!」の宣伝活動へ。この日富士見公園で、ヘイトスピーチの集会とデモが予定されており、共産党はそれに先立ち12時からJR川崎駅東口で宣伝行動を行いました。
私は、「表現の自由」を前提にしたうえで、「国籍・人種等の属性のみを根拠として、差別や相手の人格を認めない行為は許されない」と訴えました。私たちが「原発反対」や「戦争立法反対」を訴えるのは、権力を持たない市民が、政権などに「具体的な事柄を評価し意見表明」する手段であり、主権の行使でもあります。
でもいわゆる「ヘイトスピーチ」は具体的な行為の善悪ではなく、「属性」を以て全否定に近い発言を、隣人に対して繰り返します。これを表現の自由や意見表明で正当化することはできません。人権侵害です。
まだ「ヘイトスピ-チ」も、それに対抗する「カウンター」の存在も知らない人が多いと思います。通常のデモや集会と何が違うの?ということを多くの方に知っていただきたいと思いながら話していました。
朝鮮の方などを根拠なく貶(おとし)める発言やコールは、本当に許せません。同時に私は、競争原理偏重の政治や社会状況が、これらの後押しをしていると思います。差別やいじめのない社会に向けて、「格差の解消、将来が見通せる社会、安心して働き暮らせる仕組みづくり」が必要と訴えました。
この日は、カウンターの活動を続けている方々とも会うことができましたが、そのエネルギッシュな姿が新鮮でした。富士見公園には時間的に行けなかったのですが、是非また行動を共にしたいものです。(2015.6.7)