君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

炊飯器にご飯があるのがうれしく何度も開ける…フードバンクかながわを訪ねて |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2020年12月27日

神奈川県フードバンクを訪ね、その活躍ぶりを伺いました。

数年前から検討を始めたとはいえ、立上げは2018年10月、2年と2カ月で、ここまで広がっているのかと目を見張りました。全国のフードバンクで唯一の公益法人です。

主な事業は、▼食料の収集・配布を通じた、生活困窮者等への支援事業 ▼食品ロスの削減などを目的とする事業 ▼災害等の被災者に対する食糧・生活物資等の支援事業など、です。

成り立たせているのは、▼寄贈者(企業・行政・個人) ▼フードバンク(寄贈品の管理仕分け・出庫) ▼支援団体(中継場所・受け渡し場所までの運搬) の3者。

原則として支援団体を通じた支援であり、直接個人には届けません。登録できる団体要件を定めています。

現在、正会員11団体 賛助会員164団体228名 合意書締結341団体(食品寄贈134団体、食品受け取り49行政・社協、148団体)。

出発点は、食品のロスを減らし、食べ物の価値を活かす その後、フードバンクを通じて、地域の助け合い・支え合いを実現、さらに、生活に困っている人・社会的に弱い立場にある人々の食のセーフティネットをめざす、とのことでした。

●利用者の半分はひとり親家庭だといいます。中学校の各クラスにはお弁当を持ってこれない子が必ずいます。

寄せられた感想文には「子どもが学校で恥ずかしい思いをすることも少なくなってきた」「中学生の子どもにおにぎりだけですが、お昼ご飯を持たせてあげられるようになりました。それまでは保健室に行ったり、トイレに行ったりしていたそうです」「ご飯を食べさせることができるようになり、子どもが少しですがふっくらとしてきて子供らしくなってきました」などの記述が。

何ともいえずリアルだったのが、「お米を頂けるようになってから、炊飯器の中にご飯がある状態になりました。子どもはそれがうれしくて、しょっちゅう炊飯器を開けて確認しています」。泣きたくなります。

●コロナ禍の下で、学生支援も加わりました。バイトが激減し、実家も苦しく帰れないというケースが少なくありません。

例えば6月、横浜市金沢区社協主催の食品提供支援では、100人分を用意し、41分で終了となるほど。フードバンクかながわからは1.4トンの食品提供。

川崎市も市社会福祉協議会が主催し、学生支援を行っています。相模原市が地域の市民団体と連携して行っている学生食糧支援にも、フードバンクから週2回提供。

●コロナの影響で、中止となったイベント、休校で中止となった学校給食、便数削減による機内食余剰食品などの寄贈が増えました。

同時に需要も増えたため、フードドライブの棚はガラガラになっていました。

ある人気の高級菓子の寄贈品は、医療従事者に届け、大変喜ばれたそうです。

コロナの下で、フードバンクの役割も一段と重みを増しているという事ですね。

●職員体制は常勤3名、非常勤2名、他多数のボランティアで支えています。

行政に望むことを伺うと、第一に多くの方に周知して活用を呼び掛けてほしいと。次いで運営費補助など系統的な財政支援という事でした。

皆さんのてきぱきとした動きや、システム化されたスムーズな流れに、そしてあたたかい眼差しに惚れ惚れしながらも、やはり思うことは、食べることに事欠くような社会を出現させない、その為に政治の力を発揮させたいという事です。(2020.12.23)

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