介護施設2所を訪問しました。
「一番大変なことは、介護労働者の確保。施設が空いていても、労働者が足りず受け入れができないところもあります」と事業者。なぜ労働者が足りないかは明らか。仕事が大変な上に低賃金、だから応募が少なく離職率が高い、人手が足りないからますます仕事はきつくなる、という具合。
そんな状態に追い討ちをかける介護報酬切り下げ。「介護労働者加算など、報酬切り下げの中では困難」「内部留保と言うが実態を知らな過ぎます。大企業のそれとはわけが違う。修繕費をやっとの思いで積み立てている。必要な状態が生じた時には足りないぐらい」。
「介護報酬の切り下げが実施されたら、やめざるを得ないかも」との言葉も。施設が減少したら、介護が必要な人はますます行き場を失います。国が進める介護政策は、当事者と家族を苦しめ、事業者に事業の継続を諦めさせ、介護労働者から仕事を奪っています。まさに政府が作り出す貧困。
「介護はやりがいのある仕事です。ありがとうと言われると本当に嬉しい」と最後に。
このような人たちから誇りと生活の糧を奪う政府。必要とされている仕事、やりがいのある仕事、労働条件が確保できる制度保障は必須です!
政府に改悪の撤回を求めるとともに、神奈川県にも独自の支援を求めたいと思います。