君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

また川崎でヘイトスピーチが

2019年1月25日

●2日ほど前に、その告知を知りました。日本第一党が川崎駅東口で街頭宣伝を行うと。
私は、片柳川崎市議、後藤まさみ市議予定候補、南部地区委員会とともに、ヘイトスピーチを許さないと訴えながら、駅頭を通る人々に何が行われているかをお知らせしました。
駅前は数人の彼らと、取り巻く警官、そしてヘイトに反対する市民がその外側に。
私達と少し離れたところでは、ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワークの方たちが、ヘイトスピーチ根絶を訴えていました。

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●2016年に制定されたいわゆる「ヘイトスピーチ解消法」は大きな一歩でした。その直後のヘイトデモが中原区平和公園近くで予定され、法の力も借り、大勢の市民の抗議でそのデモを止めさせた時の喜びは、今も鮮やかに浮かんできます。
川崎市は、その後全国初の事前規制と言われる「公の施設利用許可に関するガイドライン」を策定し、2018年に施行しています。

●しかしながら、それからも様々な形でヘイトスピーチは繰り返されています。とりわけネット上では差別・憎悪表現が激しくなっています。
神奈川県議会でも日本共産党は、条例制定を度々求めていますが、知事は、ヘイトスピーチは許されないとしながらも、その必要性を認めていません。
この間に、ヘイトスピーチは、鶴見や相模原でも行われています。

●この差別・憎悪表現やそれに伴う行為をやめさせるには、それらを生み出す土壌が正されなければなりません。
また社会全体に、これらを許さないという認識が、もっともっと広がる必要があります。
法や条例だけでこれらを止めるのは、この間の経緯が示すように難しいですし、強行的な規制だけを先行させることにも慎重でなければいけませんが、やはり理念やルールを明確に示すことや更なる法整備は必要です。

●さらに、これらを生み出す土壌を正すという点では、第一に政治がまともに行われる必要があります。政治家が嘘にまみれ、差別発言や人権侵害発言を繰り返す現状は大問題です。
何を言っても、逆に問われていることに応えなくても、それで済んでしまうという風潮が蔓延しています。首相や官房長官はまさにその象徴です。
また、格差の広がりや経済的に破たんした生活への対応も必要です。
人間が大事にされ、人間らしい生活が可能な社会では、このような他者への攻撃は格段に減るだろう、などと考えながらの宣伝行動でした。(2019.1.19)

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