●「成人の日」のこの日は、毎年盛りだくさん。
小杉駅頭で、市古てるみ市議・おおば(大庭)裕子市議とともに成人式に向かう若者に向けてのメッセージ。
私は、次世代に確実に手渡したいものとして、次のことをお話ししました。一つは9条初めとした日本国憲法。首相は時期を区切って、2020年までには自衛隊を憲法に書き加えるとしていますが、私はどうしても無傷の日本国憲法を手渡したいのです。
二つ目は、人間らしく暮らせる働き方。非正規雇用が蔓延する中で、少なからぬ人々が先を見通せない暮らしを余儀なくされ、経済的困難のために、結婚・子育てに踏み出せない若者さえいます。
さらに長時間過密労働、パワハラなどが働く人を追いつめます。過労死・過労自殺などが生じています。
正規雇用が当たり前の社会・8時間働けば普通に暮らせる社会を是非手渡したいと思います。
●成人式が行われたとどろきアリーナ前は若者で埋まっていました。私たち議員も参列させていただきました。
今年川崎市の新成人は1万3千981人、昨年に比べ340人増とのこと。中原区は2,051人。
未来に希望を持てない成人が6割との報道もありましたが、月並みな表現とはいえ、少なくとも「期待感」を持てる社会にしなければ!とたくさんの若者を見ながら思って参加していました。
●宮内のどんど焼きはいつも成人式と同じ日。今年は途中で倒れたりせず、まっすぐに炎が燃え立ちました。風が無かったことも一因ですが、やぐらの高さを抑えて、竹の支えを多くしたことによるもの、と準備した方のお話でした。このような技術をどう次世代に伝えていくか、とやや心配そうな表情も。
子ども会・学校・消防団・野球チーム・親子等、多くの方々が、まっすぐな炎を見送りました。
私はやはり、平和を祈らずにはいられませんでした。
●やはりいつも成人式と同じ日に行われるのが、合唱団いちばん星のコンサート。今年は第25回記念です。その記念すべきコンサートで、合唱組曲「ヒロシマ」を渾身の力で歌い上げました。広島在住の詩人の詩と出会った「いちばん星」が、作曲を委嘱して、この日初演を迎えたのでした。
数人の団員の方、「本当に練習がきつかった」と。でも、皆さんには、やり遂げた満足感が溢れていました。
昨年のコンサートは、娘が亡くなって1か月の時、歌声に心が揺さぶられ、涙が止まらず、舞台で何が進行していたかもわからないほどでした。そんな私の手を泣きながら握ってくれた人のことも忘れられません。
今年はそれに比べると落ち着いていました。時間が経つと少しは違うのかなーと、妙なことに寂しい気持ちもしました。
でも、第三部みんなで歌うコーナーで梅原司平さんの「折り鶴」が「生きていてよかった~♪」で始まった時は、やはり涙…命に関わることは堪らない…。
●この日はこの後、商店街などの新年会が2つありました。こちらも思うことは少なからずあったのですが、あまりにも盛りだくさんの日でしたから、このことはまた別の機会に。(2018.1.8)