君嶋ちか子

きみしま 千佳子
戦争する国づくりストップを!
市民とともに 県政を動かす!
神奈川県議会議員
活動日誌

アスベスト訴訟、国とメーカーを断罪

2017年10月25日

●首都圏建設アスベスト神奈川2陣訴訟、国と建材メーカーの責任を問う61人の原告団に対し、横浜地裁で勝利判決が出されました!

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国については、全国で6連続勝利、メーカー責任を認めたのは、京都地裁に続き2例目。

国に対しては、1974年までには危険性の認識が可能な状況となっており、1976年までには建設作業従事者に危険性の警告と防塵マスク着用を義務付けるべきであったとし、責任を果たさなかったとして賠償を命じました。

メーカーに対しては、1974年には使用状況の危険性は認識し得る、石綿の人体に対する危険性を警告する義務を怠ったとして、ニチアスとノザワに賠償を命じました。

問題は、「一人親方は労働基準法でいう労働者に当たらない」とし、国の責任を認めなかったことです。
一人親方という定義が、そもそもコスト削減や法逃れの産物であることが多いのが実情です。危険対策の必要性を指摘しながら、同じ現場で働く一人親方にその危険性と被害を認めないのは大きな矛盾です。あまりにも実態を見ないものです。

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●判決を待ち構えていた横浜地裁前の700人余りの人々から歓声が上がりました。特に建材メーカーの責任を認めた報告には、ひときわ大きな歓声が。長い闘い乗り越えてきた人たちの眼から涙が溢れます。肩を抱き合う姿、握手する姿が交錯します。
垂れ幕を持って宣伝カーに駆け上がった湯山弁護士、判決のあらまし伝えながらも感動のあまり息切れ(?)
説明する山口弁護士の声も、いつもよりひときわ大きく、スピーカーの必要がないほど。
その後、詳細伝える田井弁護士も、今にも感情が爆発しそうな表情。原告の方々はもちろん弁護団にとっても、念願の判決だったことがわかります。

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●夜の報告集会も250人の会場に入りきれないほどの参加者。
田淵弁護士から整然と判決の意義が語られました。判決が国の主張を具体的に取り上げ反論していることを評価。国が「当時、被害者はいなかった(だから対策講じないのはやむを得ない)」といっていることに対し、遅発性の被害であることは1960~70年代に明らかになっており、「多くの人の苦しみは予測できた」と、明確に反論していることを報告。
またメーカー責任認めたことは、今後の裁判に繋がる大きな成果と強調。過去の京都地裁は、シェア10%で線引きしていましたが、今回はより広い基準を用い、責任を求めたとも。

原告団を代表した中川さん、「酸素吸入器なしでは歩けない体となった。何も知らされず、ただまじめに働いてきただけなのに」と語ります。アスベストに限らず、同様の被害が日本全国でどれほど生まれているのか、防げた筈の被害が本当に許せません。この判決を待たずに、首都圏原告団で既に146名の方が亡くなっていることも語られました。

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●今後求められることは、一人親方も救済の対象とすること、そしてすべての被害者が救済される「基金制度」の創設と、被害を広げない抜本的対策です。
27日には東京高裁の判決が控えています。(2017.10.24)

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