君嶋ちか子

きみしま 千佳子
戦争する国づくりストップを!
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神奈川県議会議員
活動日誌

「蔦屋図書館」を訪ねて思うこと

2016年10月7日

▼県立図書館の再整備でPFI方式の導入も危惧される中、海老名市立中央図書館を訪問しました。昨年10月から海老名市が蔦屋(TSUTAYA)書店を経営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)TRC(図書館流通センター)を指定管理者として、運営を委ねています。

海老名図書館

▼一階は蔦屋書店とスターバックス。新聞と雑誌の図書館コーナーがほんの一部に。二階は、料理・住まい・ファッション・旅行等の実用本が中心。三階が、歴史・産業・法律・教育などの書籍と学習室。四階が児童書と読み聞かせコーナー。そして地下には小説等の文芸。

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▼インテリア性はあり、図書館の役割抜きに、コーヒー片手に頁をめくりという雰囲気を味わうのにはいいのかな、と思いました。
また館長は、「誰でも使える図書館」をめざし、障がい者の利用にも配慮し、様々な工夫や試みも感じられました。思っていたより(失礼!)利用者のことを考え、施設にかける思いも感じられました。

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▼でもやはり、公立の図書館に求められるものとは違うな、という思いが終始つきまといました。気晴らしに手に取るという類の本が並びます。
なかなか購入しづらい、手に入らないという類の本や資料はごく少なそうですし、学びたい、調べたいという時にはちょっと頼りない、そんな印象を受けました。
俯瞰すると図書館法がうたう「教育と文化の発展に寄与する」とは別物かな、と。

▼「印象」というのは、短時間の滞在では、問題の所在も断言できないからで、その点では先方には申し訳ないところですが。
購入リストや分類法についても、詳しく調べたいところですし、指定管理料や、付帯条件なども気になります。蔦屋書店やスターバックスが単なる場所貸なのか…等々。これらを調べたうえでまた続編を、と思います。

▼ただ、指定管理者なりのまじめな取り組みがなされていても、間違いなく思うことは、次の三点。(指定管理者制度の基本的な問題指摘はさておき)
○特定の書店の書籍販売を、公立図書館の中で繰り広げるのは不合理。
○書店を指定管理者とするのは、図書館運営を本業に利するように誘導してしまう可能性大であり、やめるべき。
○指定管理者制度は、その分野における自治体の専門的能力を奪うと同時に、志を次々と奪っていくな、と実感した次第(利用者が減ってきた?民間手法の導入だ!指定管理料払って様々な工夫はお任せ!公立図書館の役割?そんなもの忘れてました、という具合)。(2016.10.4)

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